2024年 4月 26日 (金)

象印マホービン株価が急騰、31日もストップ高 炊飯ジャーや魔法瓶が中国人に売れに売れる!

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   東証2部に上場する、調理用家電大手の象印マホービンの株価が急騰している。

   背景には中国人観光客らの「爆買い」があるとされ、炊飯ジャーやステンレス魔法瓶などが売れに売れている。

  • 象印、「爆買い」効果で株価上昇…(画像は、象印マホービンのホームページ)
    象印、「爆買い」効果で株価上昇…(画像は、象印マホービンのホームページ)
  • 象印、「爆買い」効果で株価上昇…(画像は、象印マホービンのホームページ)

減益予想が一転 「爆買い」駆け込み需要並みの効果

   春節(旧正月)に、東京・銀座や秋葉原の免税店や家電量販店に大型バスで乗りつけ、大量の買い物をして帰っていった中国人観光客の「爆買い」。その凄まじさが、株式市場にも伝播してきた。

   象印マホービンの株価は2015年3月31日、前日比300円のストップ高。1419円で引けた。25日(1177円)に付けた年初来高値をさらに更新し、安値を付けた14年3月20日(318円)と比べるとじつに4.4倍にも膨らんだ。

   1か月前の春節(2月18日~24日)時には800円前後で推移。そのときと比べても1.8倍近くも急騰したことになる。

   買い材料になったのは、3月30日の引け後に発表した2015年11月期(通期)の連結業績予想の上方修正にある。売上高は従来予想の780億円から845億円(前期比10.0%増)に、営業利益は39億円から71億円(20.8%増)に引き上げられた。連結純利益は26億円から47億円(25%増)になる見通しで、減益予想から一転して増益に。しかも3期ぶりに過去最高益を更新する。

   好調な要因の一つは海外市場。象印マホービンは円安の影響について、「1円円安になると約9000万円のマイナスになります」というものの、海外では中国や台湾向けに炊飯ジャーやステンレス魔法瓶の販売が大きく伸びたことが寄与。円安が逆に収益押し上げ効果となった。

   また、利益率の高い圧力IH炊飯ジャーの販売好調が大幅増益に貢献。「国内で組み立てて海外で販売する、高級タイプの炊飯ジャーなどは『JAPAN Quality』といって、とても好評のようです」と話している。

   さらには、中国人観光客らの「爆買い」がある。業績予想の上方修正について、象印は「国内では消費増税による需要の冷え込みなどで厳しい経営環境が続くとみていましたが、訪日外国人のインバウンド消費の下支えなどもあって、駆け込み需要で好調だった前年同期とほぼ同じ水準の売上高を維持できました」という。

   つまり、中国人の「爆買い」は消費増税による駆け込み需要と同じか、それを上回る「効果」をもたらしたことになるわけだ。

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