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「すき家」ゼンショーの最終赤字が111億円に

   牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスが2015年5月12日に発表した15年3月期連結決算は、売り上げが前年同期比9.3%増の約5118万円に対し、本業の儲けを示す経常利益が同63.9%減の28億7500万円で、最終損益(当期純利益)は111億円の赤字となった。赤字になるのは1997年の上場以降初めて。

   「すき家」など同社が牛丼カテゴリーと呼ぶ店舗の連結会計年度の売上高は、3.6%減の1735億2200万円だった。深夜に1人で勤務する「ワンオペ」解消で人件費が増加したほか、牛肉など食材価格の高騰が影響した。また、米国で「ココス」などを運営する子会社を売却した特別損失を126億円計上したため最終赤字が膨らんだ。