順位予想覆すDeNA中畑監督「ナイスゲーム」の日々 「明るすぎるキャラ」の裏に隠された采配力

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   中畑清監督が率いるDeNAが旋風を巻き起こしている。セ・リーグ首位に引っ張り上げ、監督通算200勝もマーク。「優勝も」の声も出始めた。

  • 今季のセ・リーグ「台風の目」は中畑DeNA(画像は2004年アテネ五輪時。写真:アフロスポーツ)
    今季のセ・リーグ「台風の目」は中畑DeNA(画像は2004年アテネ五輪時。写真:アフロスポーツ)

「僕にとっては、大したことですよ」

「きよし この夜 200勝」

   2015年5月14日付けの朝日新聞の運動面に大きな見出しで中畑監督を取り上げた。前夜の地元横浜で中日に勝ち、監督4年目にして通算200勝を記録。首位監督のご機嫌ぶりを伝えた。

   「きよし」は名前で、聖夜の歌詞「きよしこの夜」とかけたもの。好調な戦いと重なり、ほほえましいタイトルといえた。

   中畑監督といえば、現役時代からファイターで知られ、活躍すると「絶好調」と叫び、これが「絶好調男」のニックネームとなった。さらに「ヤッターマン」の異名もついた。

   現在でも、勝利インタビューで締めくくりの言葉がこれ。

「ナイスゲーム!」

   試合内容よりも、このセリフが必ずテレビで伝えられる。200勝を挙げたときもこの決めセリフが出た。記録についてはこう感想を述べた。

「やったね、僕にとっては、大したことですよ」

現役時代に脇役のつらさ体験した

   シーズン前、中畑DeNAの評価はBクラスがほとんどだった。予想外の戦い、健闘といえる。監督就任以来、最初が最下位で、その後は連続5位。監督の手腕はまったく評価されていないのが実情だった。

   首位を維持する理由の一つがクリーンアップトリオの固定。梶谷、筒香、ロペスの打順を守っている。巨人が阿部を一塁から捕手に戻すなど途中変更しているのとは対照的だ。

   現在のDeNAは中畑監督を中心にまとまっている。見逃してはいけないのは中畑監督が苦労人だということである。駒大からドラフト3位で巨人入りするとき、同僚の二宮、平田(ともにドラフト外)との入団も条件にしたエピソードがある。「男気」を持っていた。入団3年目に三塁のレギュラーになったが、原に奪われ一塁へコンバートされるなど、脇役のつらさも体験した。

   明るすぎるキャラクターが采配能力をかき消している面がある。中畑を監督に据えたのは高田GM。アテネ五輪で倒れた長嶋に代わって監督を務め、銅メダルを取った。その統率力を評価したのかもしれない。

   今のDeNAは若い力が活躍している。新人の山崎康をクローザーに起用したのはその代表的な例だ。最後まで「中畑節」が聞かれるか。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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