経常黒字8兆1835億円、2015年上半期 原油下落で貿易赤字が縮小

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   財務省が2015年8月10日に発表した15年上半期(1~6月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は8兆1835億円の黒字だった。黒字は2半期連続。上半期として2年ぶりの黒字となった。

   黒字の要因は、原油価格の下落や海外景気の緩やかな回復などで、輸出額から輸入額を差し引いたモノの取引を示す貿易収支の赤字が縮小したため。半期ベースでは東日本大震災前の2010年下半期(9兆5692億円)以来の黒字水準となった。

   輸出から輸入を差し引いた貿易収支は4220億円の赤字だった。原油安に伴う輸入額の減少や海外景気の回復を背景にした輸出の持ち直しで、赤字幅は前年同期(6兆2014億円)から大幅に縮小した。

   旅行や輸送などのサービス収支は8723億円の赤字で、赤字幅は前年同期(1兆4924億円)から縮小した。旅行者のお金の出入りを示す「旅行収支」と「知的財産権等使用料」が大きく寄与した。旅行収支は訪日外国人による消費の拡大で5273億円の黒字だった。

   海外投資から得られる配当金や債券収入などのやりとりを示す第1次所得収支は前年同期比26.1%増の10兆5114億円の黒字で、比較可能な1985年以降で半期としては最大になった。 なお、6月単月の経常黒字は5586億円で、12か月連続の黒字となった。

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