2024年 4月 24日 (水)

JR東ケーブル、謎の連続火災 自然発火か失火、放火か、皆目分からず

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   JR山手線の恵比寿‐目黒間のケーブルで火災が発生した事件は、依然として出火原因が分かっていない。内部からの自然発火か、たばこなどによる失火あるいは放火なのか、さまざまな可能性が取りざたされている。

   JR東日本では2015年8月に入ってケーブルでの火災が続いている。同社は直接の関連性は低いとみているが、いずれも出火原因は明らかになっていないままだ。

  • 火災があったJR恵比寿‐目黒間
    火災があったJR恵比寿‐目黒間
  • 現場は線路のすぐ脇
    現場は線路のすぐ脇
  • 火災があったJR恵比寿‐目黒間
  • 現場は線路のすぐ脇

2か所のケーブル、燃え方が違っていた

   8月27日に起きた、恵比寿‐目黒間ケーブルでの火災は20メートルほど離れた2か所で出火した。ケーブルは送電用の高圧線2本と通信用1本の計3本で、どちらも外側がカバーで覆われている箇所だった。

   JR東によると、2か所とも外側のカバーが激しく燃えていて、ケーブルそのものには大きな損傷はなかった。ただ、送電用ケーブルは機能は保った一方、通信用ケーブルは使用できなくなるほど燃えたため、外側と内側のどちらから出火があったのか現時点では判別できていない。

   また、出火した2か所の3本のケーブルのうち、燃え方が激しかったケーブルは異なっていた。恵比寿側の箇所では2本目の高圧線と1番下の通信用の下2本が、目黒側では上2本の高圧線がそれぞれ激しく燃えていた。

   3本のケーブルはそれぞれ独立していて、つながっていない。高圧線に過電流が流れるなどして自然発火したと考えた場合、どうして燃え方が違ったのか疑問は残る。

   失火や放火など、外部から燃やされた可能性もあり、警察は事件も視野に原因を調べているという。

   現場は恵比寿駅から徒歩5分ほどで人通りが多く、歩きたばこをする人もいない訳ではない。実際に近辺にはたばこの吸い殻が複数捨てられていた。ただ、同一時間帯に2か所同時に失火が起きるとは考えにくい。また住宅が密集していて、放火であれば不審な人物がいたという報告があってもおかしくはないが、そういった情報は警察から発表、あるいはマスコミに報道されていない。

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