「元少年A」のサイト開設に大批判 「英雄視」「偶像化」への懸念も

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   神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)の加害男性で、「元少年A」を名乗る人物が開設したウェブサイト「存在の耐えられない透明さ」が話題になっている。

   2015年9月13日放送の「サンデージャポン」(TBS系)では、遺族に対する謝罪がサイトに書かれていないことに加えて、彼の「センス」にスポットが当てられた。

  • 太田さんは「相変わらずありきたり」と一刀両断
    太田さんは「相変わらずありきたり」と一刀両断

「何を被害者面してるんだ」「『自分が特別だ』って思ってる」

   出演者の「爆笑問題」太田光さん(50)は開口一番、「相変わらずありきたりだし、センスもダサいね。コイツのやっていることは」と発言した。サイトには「セルフポートレート」と称した裸の写真や、大量のナメクジの写真などが掲載されているが、それらの表現にオリジナリティーがないということだ。

   たしかに、このサイトには文学などに影響を受けたと思われる表現が多々ある。たとえば、等身大のナメクジにまたがっている写真には、高村光太郎の詩「道程」の一節が書き添えられている。元衆院議員の杉村太蔵さん(36)は、「『僕の前に道はない』って、これ何を被害者面してるんだって話ですよね」と話し、「本当に彼が更生して、真の『真人間』になっているか。言い過ぎかもしれないけれど、本当に二度と犯罪を起こさない人間になっているのか」と続けた。

   文学などに造詣が深い太田さんは、

「『自分が特別だ』って思ってるんだけど、『この表現がいかに平凡か』ってことをわかってないんだよね。センスがあると思っている。ダサダサじゃない、こんなの」

と一刀両断している。

   「存在の耐えられない透明さ」というタイトルについて、太田さんは「(元ネタは)ミラン・クンデラの小説ですよ」。チェコ出身の作家、ミラン・クンデラ氏は1984年に、プラハの春を題材にした小説「存在の耐えられない軽さ」を発表している。ここからインスピレーションを受けたというわけだ。

違法性がない限り止められないが...

   手記『絶歌』(太田出版)に続き、今回の「存在の耐えられない透明さ」。これらの表現活動について、テリー伊藤さん(65)は「元少年A」が英雄視されることを危惧し、「ふざけた話で、ダメだこんなの」と批判した。杉村さんも「そのうちね、講演とかに招かれるようになりますよ。『話を聞きたい』って」と語った。

   法律の専門家である細野敦弁護士(元東京高裁判事)は、

「憲法上、『表現の自由』があるので、遺族のプライバシーを侵害するなどの違法性がない限りは、こういった行為は止められない」

としつつ、週刊誌への投稿や、サイトの開設などについて、個人的には「とっても不快」と話した。

   「元少年A」の自己顕示欲については、9月10日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)でも話題になった。ここでは、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんが、サイトにメールアドレスが載せられていることに言及。多感で未成熟な小中学生が、彼を「偶像化」することで「メンター(指導者や助言者)みたいになり得る」と指摘し、誤った道に導いてしまうのではとの懸念を示した。

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