自動運転車といっても実力はこの程度だった 左折時にブレーキ、縁石乗り上げてパンク

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   名古屋大学が開発を進めている自動運転のクルマが、公道走行の実験中に事故を起こしていた。

   ブレーキ制御や車間距離制御などの機能を搭載した自動運転のクルマはすでに一部が実用化されている。名古屋大が実験していた自動運転車とは、どんなクルマなのだろう――。

  • 自動運転の実験車両が縁石に乗り上げてパンクした・・・(写真はイメージ)
    自動運転の実験車両が縁石に乗り上げてパンクした・・・(写真はイメージ)

走行速度が遅くて、左折するタイミングが早くなってしまった可能性

   名古屋大学の自動運転車の実証実験は、2015年10月22日に名古屋市守山区内で行われ、約6キロを走る予定だった。運転席には、自動運転のもようを取材していた名古屋テレビの女性リポーターが、助手席に名古屋大大学院情報科学研究科の加藤真平准教授が座っていた。

   愛知県産業振興課によると、名古屋大による自動運転の実証実験はこれまでも繰り返し行われている。愛知県の補助金事業の一環でもあり、ベンチャー企業などと実験を重ね、実用化を目指している。

   実験車両は搭載したセンサーで周囲の状況を把握しながら自走するが、「道路交通法では進路の変更や修正、信号での一時停止、危険回避の場合にはすぐにマニュアル運転に切り替われるよう、運転者がハンドルを握れる態勢にあれば公道を走っても問題はありません」と説明する。

   自動運転車は通常のクルマと同じ扱いで、運転免許保有者が運転席にいれば、公道を走行できる。この女性リポーターも免許を持っていた。

   そうしたなか、事故は通常の設定よりも遅いスピードで交差点内に進入し、左折しようとしたために起きた。加藤准教授が女性リポーターに配慮して、助手席側のブレーキを踏んだため、自動運転で左折するタイミングが早くなってしまった可能性がある。そのとき、「運転者はハンドルから手を離していたと思われます」(産業振興課)という。

   クルマは交差点にある高さ15センチメートルほどの縁石に、左車輪をこするようにして乗り上げた。そのため、タイヤの側面が大きく傷つき、パンクしたようだ。

   名古屋大が愛知県に提出した計画では、運転席に座るのは研究者としていたこともあり、「操作に不慣れな部外者が運転席にいたために、緊急回避が遅れた可能性があります」と指摘。幸いケガ人はなかったが、大学側に再発防止を求めるとともに口頭で厳重注意した。

ベースはトヨタの「プリウス」 時速40キロ走行も可能

   名古屋大学によると、実験車両のベースに使われているのは、トヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」(2台を保有)という。

   名古屋大や長崎大学、産業技術総合研究所が共同開発した、自動運転の研究開発を用途に公開されている自動運転システム用のオープンソースソフトウェアの「Autoware」を搭載。2015年3月には「自動運転中に、運転者がいつでもクルマを操作できる状態を保ちながら時速40キロメートル程度の走行を可能にした」と発表した、そのクルマが今回の実験に使われたという。

   現在、「完全自動運転を想定した実証実験」の段階に入っているようだ。

   ちなみに、「Autoware」はすでにZMPの自動運転技術の開発プラットフォーム「RoboCar PHV/HV」(ロボカー)に実装され、自動運転システム実験車両として8月から、1780万円からの価格で発売されている。

   運転者がハンドルやブレーキを操作しなくても走行する自動運転車は開発が急だ。「究極の安全技術」と呼ばれ、高齢化が進むなか、人為的な運転ミスによる事故の減少や渋滞解消が期待されるため、自動車メーカーなどはしのぎを削っている。

   名古屋大は事故原因の詳細について、「現在、調査中です」と話している。

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