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クルーズ船の訪日外国人、100万人突破 政府目標5年前倒し

   国土交通省は、2015年に入ってクルーズ船で訪日した外国人数が14年の2.4倍に増え、累計で100万人を突破したと、12月8日に発表した。同日朝、約3450人の乗客を乗せたイタリアのクルーズ会社が運航する「コスタセレーナ号」(11万4500トン)が、福岡市の博多港に寄港して達成した。

   円安や中国でのクルーズ船ツアーの流行が追い風となり、15年6月に策定した政府目標を5年前倒した。クルーズ船は寄港地にもたらす経済効果が大きく、国交省は受け入れ環境の整備を急ぐ方針だ。

   石井啓一国交相は閣議後会見で、「目標を2年目で達成できた。官民で取り組んだ一つひとつの積み重ねが具体的な成果となり、非常に喜ばしい」と語った。