2024年 4月 24日 (水)

新国立B案はスピリチュアルな世界? 「結界」「縄文的な祝祭の場」の説明に驚き

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   新国立競技場の建設計画で公表されたB案が「スピリチュアルすぎる」として、インターネット上で驚きが広がっている。

   技術提案書の中には「結界」「縄文的な力強い祝祭の場」と、呪術的ともいえそうな言葉が散りばめられているためだ。

  • 「スピリチュアルすぎる」と話題のB案(技術提案書よりJSC提供)
    「スピリチュアルすぎる」と話題のB案(技術提案書よりJSC提供)
  • 「スピリチュアルすぎる」と話題のB案(技術提案書よりJSC提供)

古市憲寿「スピリチュアルすぎて驚いている」

   日本スポーツ振興センター(JSC)は2015年12月14日、外観イメージやコンセプトなどをまとめた2案の技術提案書を公表した。

   B案といえば、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「肩入れ」するような発言をしたことで話題になったばかりだが、ネット上では森氏の発言と関係のない部分で注目が集まっている。

   きっかけは情報番組のコメンテーターとしてもおなじみの社会学者、古市憲寿さんのツイートだった。16日、B案提案書の一部画像とともに「新国立競技場の提案書がスピリチュアルすぎて驚いている」と投稿し、

「『宇宙を構成する諸要素』によって『縄文的な力強い祝祭の場』『結界』を生み出すらしい」

とつづった。

   古市さんが画像で示したのは、建設計画の審査項目の一つである「日本らしさに配慮した計画」の部分。冒頭で説明されているのは、明治神宮の思想・歴史だ。

   明治神宮は、伝統思想にもとづく「新しい聖地」を東京の中に創ろうとしたもの。「深い森におおわれた内苑の自然」と「外に向けて力の噴出する外苑」の二重構造が一体となり、人間にとって大切な価値を守る「結界」をなしているという。

   その上で、新国立競技場は、神宮の歴史を継承した「新しい伝統」として創出されるものと位置付けられている。

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