「100人乗っても大丈夫」イナバ物置CMの座り順 じつは代理店「売上競争」の反映だった!

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   見た人の記憶に強く残るテレビCMは少なくない。そのなかでも、「やっぱりイナバ! 100人乗っても大丈夫!」のテレビCMでおなじみの「イナバ物置」が、いまインターネットで話題になっている。

   よみうりテレビの情報バラエティ「学天即の知らぬがホトケ」(2016年1月4日深夜放送)が取り上げ、CMの秘密が明らかになったためだ。

  • 稲葉社長の近くに座っている人ほど売り上げが高い・・・
    稲葉社長の近くに座っている人ほど売り上げが高い・・・

印象に残るCMコピーのトップ10入り

   「イナバ物置」を製造するのは、「稲葉製作所」。1940年創業に老舗で、物置からオフィス家具までを幅広く手がける、東証1部上場の企業だ。物置の売り上げでは、国内シェア4割を占める。イナバ物置はキャッチフレーズどおり、厚い鉄板を用いる堅牢性に、荷重や雨水の侵入などの厳しい耐性試験をパスした製品だけを市場に送り出している、という。

   イナバ物置の「100人乗っても大丈夫!」のキャッチフレーズは、リクルートのWeb R25が30~40代の社会人男性200人に、2015年夏にアンケート調査した「とくに印象に残るCMキャッチコピー」ランキングで、トップ10圏内にランクインした。ほかには、大正製薬の「ファイト、一発!」(リポビタンD)や武田薬品工業の「24時間戦えますか」(リゲイン)、小学館の「ピッカピカの一年生」(小学一年生)などがある。

   稲葉製作所によると、テレビCMは創業者の稲葉庄市・前社長が「見ただけでウチの商品のよさがわかるCMをつくりたい」と1987年に制作し、オンエアしたのが初めて。有名になったキャッチフレーズは、「社員が発案した中から、(当時の)社長が選びました」と話す。

   今回の番組では、現社長の稲葉明氏がテレビCMで物置の上に乗っている「100人」について、座っているポジションが営業成績で決まっていることを明かした。そうすることで競争原理が働き、「一生懸命に売り上げをあげてくれる」というのだ。

   物置の上に座っているのはイナバ物置を取り扱う、建材業者や金物店など代理店の代表者で、社長を中心に左右と真後ろがトップ3。その隣が4位と5位、6位・・・と、売り上げの高い順に社長近くに座っていくことになっている。

   そのため、CMは毎年新作が作られている。15秒CMのうち、前半は新商品などのPRに充て、後半に「お決まり」のキャッチフレーズとともに、物置の上に乗っている稲葉社長ら100人が映し出される。

   稲葉製作所は7月決算。「毎年、売り上げが確定してから。8~9月にCMの撮影に入ります」と話す。同社は「代理店側がプレッシャーになるような話は聞いたことがありません」とし、かえって「7月が近づくと自社の売り上げ順位を聞いてくる代理店もあります」と、社長近くに座れるように「がんばっている」との声が多く聞かれるという。

法被の色も売り上げ順だった

   じつは、テレビCMで100人が着ている「法被」の色も、3色と決まっている。色は毎年変わるが、直近(2015年制作)のCMでは、オレンジの法被を着ている人が売り上げの上位1~30位、青が31~60位、赤が61~99位。白いジャケットを着ている稲葉明社長を含め、「間違いなく100人います」という。

   そんな「イナバ物置」のCMに、インターネットでは、

「マジかよ。そこらへんの暇そうな人が乗ってるのかと思った」
「乗れない人もいるってこと... ひえぇぇ」
「ノルマ、なの・・・」
「そう言われると社長のとなり人がいくら稼いだのか、そっちのほうが気になるわ」
「物置に乗るときに減量しないといけないとかないの?」

など、ちょっと驚いたような声が寄せられている。

   ちなみにイナバ物置は、設計上は「大丈夫」だが、説明書には「屋根には必要な場合を除いて、乗らないでください」と注意書きがある。

   稲葉社長は番組の中で、「(自分が社長になったとき)こういう泥臭いCMはやめようと思った」ことも明かしているが、稲葉製作所は「これだけ浸透すると、やめようにもやめられませんよ」と話す。

   今度「100人乗っても大丈夫!」のテレビCMを見るときは、よく注意してみよう。

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