号泣元県議の「記憶障害」診断は信用できるのか 弁護士から「黙秘の方がまだまし」との声も

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   政務活動費をめぐる詐欺などの罪で在宅起訴された元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の初公判が2016年1月26日、神戸地裁であり、起訴内容を否認して争う構えを示した。野々村被告は公判中に「記憶にございません」といった言葉を約90回にわたって繰り返し、「記憶障害」の可能性があるとの診断を受けたと主張。「味方」であるはずの弁護側からの基礎的な質問に満足に応えられない場面も多数だった。

   だが、「記憶障害」の診断を受けた日付は即答できるなど、ちぐはぐな場面も目立ち、裁判所側の心証を悪くした可能性も高い。

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味方の弁護側の質問にも「記憶にございません」連発

   野々村被告は初当選した11年度から13年度までに政活費913万円をだまし取ったとされ、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で起訴されている。ただ、(1)すでに議員を辞職している(2)受け取った政務活動費1834万円を全額返還している(3)14年に行われた警察の取り調べの段階では大筋で容疑を認めていた、といった事情から在宅起訴にとどまり、このまま初公判で起訴内容を認めれば執行猶予が付くとの見方も出ていた。だが、初公判でのやり取りは、その可能性を下げてしまった可能性もある。

   野々村被告は、起訴内容について

「虚偽の収支報告を記載して政務活動費の返還を逃れようとしたことは決してない」

と述べ、完全に否認した。ところが、この前提になるレシートや領収書の保存方法や、県議としての在任期間について聞かれても、

「記憶を確認するため、お待ちいただけるようにお願いします」

と数十秒待たせたあげくに

「記憶にございません」

と繰り返した。これらの質問は、自分にとって「味方」であるはずの弁護側からのもので、通常であれば事前に弁護人と打ち合わせの上、スムーズに答えられる類のものだ。

   一方で、野々村被告の記憶が妙に鮮明な場面もあった。しびれを切らした弁護側が、

「普通に覚えていてもおかしくないことを聞いていますが...?」

とただすと、野々村被告は

「現在通院しており、記憶障害の可能性があると診断されている」

と釈明。診断を受けた日を聞かれると、野々村被告は

「去年の12月9日」

と即答した。

逃亡などの危険があるとして3月25日まで勾留

   こういった状況について、約7年間にわたって裁判官を務めたこともある八代英輝弁護士は、27日の昼の情報番組「ひるおび!」(TBS)の中で、

「検察側からの質問に対して『覚えていない』と言うのは、まあいいと思う。立証責任は検察が負っている。弁護人からの質問に『覚えていない』と答えたりすると、きちんと弁護活動をしているのか弁護人の責任も問われる。被告人が真摯に答えようとしているか、その姿勢も疑われる」

と話し、そもそもの野々村被告が公判に臨む姿勢に問題があると指摘した。質問者や裁判官を待たせた末に「覚えていない」「記憶にない」といったやり取りが繰り返されたことについては、自らの裁判官時代を思い出したかのように

「非常に心証が悪い。ある意味最悪。黙秘している方が、まだまし」

と切り捨てた。

   神戸地裁は野々村被告を3月25日まで勾留するという異例の措置に踏み切った。初公判の状況を踏まえ、逃亡や自殺の危険があると判断したようだ。次回の公判は2月22日に予定されている。

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