2024年 4月 25日 (木)

輸出用サバ缶に高値のサンマ混ぜて「謝罪」 「これはうまそうじゃん」と意外な反応も

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「ちょっとサバ読んじゃった」?

   こうした事態に、インターネットでは、

「はあ? 普通に表示すればよかったのに...」
「『再発防止に努める』って、これで終わり? お咎めなしなの?」
「ちょっとサバ読んじゃったけど、これって偽装だよな」
「『再発防止に努める』まるで誰かが勝手にやったかのような言いっぷりだな」
「サバとサンマ、かなりアジが違うと思うんだがwww」

といった、手厳しい声が寄せられている。

   その一方で、

「原材料にサンマも入れとけ。それで問題ない」
「サバもサンマも美味しい。これはこれでうまそうじゃん」
「サバよりサンマのほうがいいじゃん...と思っちゃった。『当たりの缶にはサンマ入ってます』と書いてればね」
「イケナイ事なんだろうけど でも ちょっと許せるかも」

と、信田缶詰を擁護する声もなくはない。

   農林水産省の漁業統計によると、2014年にサバ類は前年比1.3倍増えて50万2000トン、サンマは1.5倍の22万7000トンと、サバもサンマも前年に比べて豊漁だった。

   さらに価格をみると、サバ類は1キログラムあたり98円、サンマは114円。豊漁だった分、前年より値下がりしていたが、サバ缶にサンマを混ぜたら、通常のサバ缶より「高価」になって儲けが減ってしまうのではないか。なぜ、混ぜてしまったのだろう――。

   マルイチ産商は「(サバが)調達できなかったことで、とにかく注文に応えることばかりになってしまったようです」と、切羽詰まっていたようすがうかがえる。

   一方、信田缶詰は「サバには缶詰用のサイズ、大きさがあります。大きめのものになるのですが、その手配が十分でなかったことがあります」と説明。「今後の生産に際して、年間に安定供給できるよう、つねに十分量の冷凍サバを確保することを経営の基本方針としました」と話している。

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