2024年 4月 20日 (土)

「民主くん」自民移籍説も流れる大ピンチ 新党名「民進党」に「ほんとどうなるんですかね?」

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台湾の民進党は「民主進歩党」の略称

   自民党への「移籍話」もあった。3月11日夜には自民党の平将明衆院議員が

「民主党をリストラされそうな民主くんを自民党で引き取って、『自由』の鉢巻つけていただいて、自由民主くんに生まれ変わって、充実した第二の人生を送ってもらおう」

とツイートしたが、民主くんは3月14日朝になって

「身に過ぎて光栄なことですが申し訳ございません・・・」

と丁重に断った。

   だが、党名決定から1夜明けた3月15日には、焦りの色が色濃くにじむようになった。民主くんの容姿は民主党のロゴをモチーフにしているが、今の民主党のロゴがそのまま使われるとは考えにくく、

「ライザップか高須クリニックのお世話になるしかありませんね」

と悲観的で、

「ほんとどうなるんですかね??どなたが面白いオチをつけてくれるのでしょうか? 」

と困惑を隠せない様子だった。

   総じて岡田代表は民主くんの存続には否定的だ。党名を公募する直前の3月3日の時点で、岡田代表は

「シェイプアップして新しいマークに強引にするという話もあるが、なかなか難しいかなという感じはする」
「やはりハローワークを紹介して、ちゃんと職業訓練のための手当てもして、新たな働く場を見つけてもらいたいと思っている。そのための職業訓練、党としてしっかり世話したいと思う」

などと転身を勧めている。維新の党の松野頼久代表は

「ある意味最大の功労者ですからね、最高顧問か何かで処遇する必要があるのかなぁ、と思います」

などと比較的歓迎姿勢だが、岡田氏は

「最高顧問になったって、それで飯が食えるわけではありませんから」

と切り捨てていた。

   そもそも「民進党」は台湾の最大野党と同じ名称だ。台湾の民進党は次期政権を担うことになっており、新党名決定について報道官が「同じ名前の政党が増え、親近感を覚える。祝意を表する」とコメントを出した。ただ、日台ともに「党名が『かぶっている』」といった指摘が出ているのも事実だ。この点については、維新から「党名検討チーム」に参加していた柿沢未途衆院議員が3月11日夜、フェイスブックで

「蔡英文女史を総統に見事当選させ、どん底から再度の政権交代を果たした台湾の民進党の後に続きたいという気持ちはない訳ではないが、台湾の民進党は正式名称は『民主進歩党』(Democratic Progressive Party)であり、『民進党』はその略称。英語名を含め、完全に同じ名称ではない」

と説明している。

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