「タトゥーでも楽しめる温泉を」 観光庁の新提案めぐり議論沸騰

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   タトゥーのある外国人にも温泉などに入浴できるように、観光庁がシールで隠すなどの方法を旅館などに提案した。このことに対し、ネット上で批判が相次ぐなど論議になっている。

   来日する外国人観光客らが増え、温泉などに入浴する姿も珍しくなくなってきた。それに伴って、ニュージーランドのマオリ族女性が、顔のタトゥーのために北海道内の温泉施設に入浴を断られるなどトラブルも出てきている。

  • 観光庁が3項目で対応の改善を促した
    観光庁が3項目で対応の改善を促した

タトゥー客の入浴を断っている施設が56%も

   これに対し、観光庁は、2015年から実態調査を始め、全国の旅館やホテルにアンケートも行った。その結果が10月にまとまり、入れ墨(タトゥー)がある客の入浴をお断りしている施設が56%にも上ることが明らかになった。このことについて苦情があるとしたところが47%にも及び、トラブルが発生したケースも19%に上った。

   ただ、条件付きで許可しているところも13%あった。そこで、観光庁でその条件について調べ、対応事例を3つの方法にまとめて、16年3月16日にホームページ上で発表した。

   具体的には、シールなどで覆うかタトゥーが小さいときは許可する、家族連れが少ない時間帯への入浴を促す、貸切風呂や風呂付客室に案内する、の3つだ。観光庁では、外国人のタトゥーには、宗教、文化、ファッションなどの背景もあるとして、旅館などに対応の改善を促すとしている。

   こうした内容が報じられると、ネット上では、様々な声が上がった。

   「タトゥーがファッションなのは世界常識ですよ」「もう入れ墨解禁しかねーな」といった書き込みもあったが、批判的な意見の方が多く出ている。

   「怖いから入れないでください」「日本の伝統を捻じ曲げる」といった声や、観光庁の提案について、外国人を想定していると受け止めた人からは、「日本人を差別するな!」といった非難もあった。

「タトゥーへの拒否感があり、なかなか難しい」

   ネット上で反発の声も出ていることについて、観光庁の観光産業課では、次のように説明する。

「日本人の価値観や国の伝統文化は、尊重されるべきだと考えています。入れ墨への独特なイメージや一定の対応を求められる場合があることは、観光情報サイトなどを通じて外国にも紹介しています。同様に、外国人にも様々な背景があることを理解して、文化摩擦を少なくしてほしいということです。今回は、トラブルで困っている施設が結構ありましたので、こういう方法があると一例を示しただけで、最終的には、個々の施設が決めることになります」

   タトゥーのある日本人にも、外国人らと同様な対応をしてもよいという。

   シールについては、星野リゾートが15年10月から一部施設で試験的に使用するなどいくつかの旅館などが導入しているが、日本人と外国人を区別していないとした。

   一方、日本旅館協会では、タトゥーのある外国人の入浴について、「日本では、タトゥーへの拒否感がだいぶあり、なかなか難しい問題だと思います」と専務理事が明かした。

「シールですと、大きなタトゥーには対応できません。温泉は、いつでも入れることが楽しみになっていますので、時間帯を設けるのも難しいです。貸切風呂などはない施設も多く、大浴場に入りたい外国人の方もたくさんいます。現状では、タトゥーのある方が入浴する環境にはまだないと思います。外国人の方にとっても、温泉は楽しみの1つでしょうが、日本人がこうした環境に慣れてくるまで、難しいのかなと考えています」

   ただ、観光庁の検討依頼を受けて、ホームページ上で、「会員施設においては、トラブルの起きない範囲でのご対応をお願いいたします」とは呼びかけている。

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