2024年 4月 19日 (金)

「赤ちゃんをベッドから落としたけど、妻に気づかれずに安心」 リクルート系メディアの「育児体験談」が大炎上

   落下したのがただのモノなら、ここまで強い批判は受けなかっただろうが――妊娠、出産、育児にまつわる体験談を集めたリクルートのウェブメディア「赤すぐ みんなの体験記」(以下「赤すぐ」)の記事がちょっとした「炎上」状態となっている。

   体験談を寄せたのは「イクメン」を自認する40代男性。妻から子どもの世話を任されている最中、子どもをベビーベッドから落下させてしまう。幸い、すぐに泣きやんでくれたため、妻に落下事故を気付かれず安心した――。そんな内容だ。公開後、夫婦間で出来事を共有しようとしていない、自分の保身ばかり考えている、といった趣旨の批判がツイッターに殺到。「赤すぐ」編集部が記事内容を訂正、謝罪する事態に発展した。

  • もし落としたら、どうすれば良かったの(画像はイメージ)
    もし落としたら、どうすれば良かったの(画像はイメージ)
  • もし落としたら、どうすれば良かったの(画像はイメージ)

「妻に殺される」

   問題となっているのは2016年4月3日に公開された記事「背後から鈍い音、続いて泣き声!...妻には知られちゃならない落下事故」だ。7日14時までに「背後から鈍い音、続いて泣き声!...無事でよかったけど肝を冷やした落下事故」へタイトルが変更されている。

   外出中の妻に代わり、寝返りをうち始めたばかりの息子を子守りすることになった筆者。しかし、おむつを替え終わった直後、息子がベビーベッドから落下するハプニングが起こる。床にうつ伏せとなり、案の定「烈火のごとく」泣き始めた。「打ちどころが悪かったらどうしよう」「後遺症が出てきたらどうしよう」「妻に殺される」と焦りつつも、頭をなでたり背中をさすったりしていると、すぐに泣き止んだ。

   ここで安心した筆者は、帰宅後「大丈夫だった?」と聞く妻に「うん、全然大丈夫だったよ」と嘘をついてしまう。記事中では嘘を謝罪する素振りも見せず、最後に「ベビーベッドの冊を上げ下げするのは多少面倒ですが、数秒でも目を離す場合は、きちんと上げましょう」と他人事のように「教訓」をつづっている。

   子供に関する情報を妻と共有せず、付け足した「教訓」もややピントがずれている。一方、筆者はプロフィール欄で「イクメン」を名乗っている。そうした要素が重なり、ネットユーザーの怒りに火を付けたようだ。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中