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渡良瀬川流域で取水制限 関東では今年初

   群馬、栃木両県を流れる渡良瀬川流域で2016年6月11日、10%の取水制限が始まった。関東で取水制限が行われるのは今年初。国土交通省の渡良瀬川河川事務所が10日に発表していた。

   渡良瀬川流域では、5月の降雨量が平年の49%しかなく、群馬県みどり市にある渡良瀬川上流の草木ダムの貯水量は、6月10日午前0時時点で61.9%となっていた。今後もまとまった降雨が見込めないことから、取水制限の実施が決まっていた。

   渡良瀬川から水道水を供給しているのは群馬県太田市や桐生市、栃木県足利市など11地域。取水制限による直接の影響はないというが、自治体などは節水を呼びかけている。

    また、「関東の水がめ」と呼ばれる草木ダムなど利根川水系の8つのダムの平均貯水率も39.7%(11日15時時点)まで落ち込んでいることから、今後取水制限の対象が広がる可能性がある。