J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「マサイ族もビックリ!」 女湯をジャンプしてのぞいた元校長の「動機」

   石川県白山市の入浴施設で元中学校長(62)が男性の浴場でジャンプして、隣にある女性の浴場をのぞいたとして、2016年6月22日に県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕された。

   この男は現在、石川県の施設で講師をしていて、仕事終了後に立ち寄った浴場で犯行に及んだという。ネット上では「マサイ族もビックリ!!!」「中学生かよw」などと呆れ声が上がっている。

  • ネットで「マサイ族も失笑」などといった書き込みも(写真はイメージ)
    ネットで「マサイ族も失笑」などといった書き込みも(写真はイメージ)
  • ネットで「マサイ族も失笑」などといった書き込みも(写真はイメージ)

裸を見られた50代女性が通報

   石川県警と報道によれば、石川県教育委員会の非常勤職員の男は、男性浴場でジャンプをして、隔てている壁の上から女性用の浴場を見ていたという。そのとき浴場には50代の女性が1人で入浴していて、のぞかれていることに気付き入浴施設の職員に知らせた。通報で警察がその場に駆け付けたのだという。警察の調べに対して男は女性の裸を見るつもりはなかったとし、

「女湯がどういうところか知りたくて見た」

などと容疑を一部否認している。

   この男、金沢市で2つの中学校の校長を務めた後に定年退職し、現在の職に就いている。勤務先は県が運営している県の公立学校教員を目指す大学生などを指導する施設「いしかわ師範塾」で、学生たちの指導に当たっている。J-CASTニュースが16年6月24日に県教委に取材すると、男とは週に19時間半の勤務契約を結んでいて、逮捕された日は4時間の勤務の後に入浴施設に立ち寄ったようだ、と話している。「いしかわ師範塾」は、講義・演習、教育体験などの実践的な講座を開設していて、教員としての心構えや授業づくりの基礎を身に付ける場となっている。

ネットで「女湯よりこの校長のジャンプが見たい」

   県教委の担当者は、男の勤務態度にこれといった問題があったわけではないから驚いている、としたうえで、

「ジャンプして女性浴場を覗く職員の行為など聞いたことが無いし、そのような様子を思い浮かべることすらできない。これから本人に対しての聞き取りを行い、厳正に対処したい」

と話している。

   事件が報道されると、ネット上では、跳躍力が優れているとされる部族を連想したのか、「マサイ族もビックリ!!!」といった反応や、「中学生かよw」などの声が上がった。

   一方で、本人の名前や素性を晒し大騒ぎするほどの事件なのか、と言った声も多く、

「これこそまさに『少年の心を持った大人』ではあるまいか」
「老いてなお向学心を忘れない教育者の鑑」
「女湯よりこの校長のジャンプが見たい。そう思わせる校長のアクティブさ」

などとネットの一部でおかしな人気が出ることになった。