【あのネットサービスは今】(4)
SNSの先駆けだった「関心空間」 「ネット墓守」のアイデアも発信

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   2016年10月いっぱいで終了するネットサービス「関心空間」は、ブログなどSNSの先駆けとして愛好者も多かった。終了に至るまでには、様々な紆余曲折があったようだ。

「メンテナンスに手のかかるシステムで、ランニングコストが高かったのでは。これまでいい勉強をさせていただいたので、とても残念ですね」
  • 「ネット墓守」の投稿は大きな話題に
    「ネット墓守」の投稿は大きな話題に

愛好者ら100人がユーザー会立ち上げ

   長らく「関心空間」のユーザーだった宇宙エレベーター協会理事の島崎丈太さん(57)は、こう思いを語る。

   「関心空間」は、2001年にサービスが始まり、アカウントを持つユーザー数は非公表だが、約6万人いるともされる。関心のある活動や商品などの名前をキーワードとして投稿すると、利用者が様々な話題を書き込んでいく。それをきっかけに、利用者同士が交流するシステムだ。

   島崎さんは03年、「ネット墓守」というキーワードを投稿した。不慮の事故などで亡くなったとき、自分が残したネット上の痕跡はどうなるのかと考えたことがきっかけだ。信託銀行や弁護士に保守管理の「墓守」になってもらう案を始め、様々なアイデアが書き込まれ、ウィキペディアでも一時項目が作られるほどの大きな反響を呼んだ。

   この問題提起は、「デジタル遺品」をどうするかという議論の先駆けで、関心空間では、現在も80以上のコメント書き込みがされている。

「山手線一周歩いたと投稿したら、『ぜひウォーキングしたいので、道案内してほしい』と言われ、みなで新宿駅から40キロを歩いたこともあります。東京にこんな所があるのかと発見の連続で、それから散歩部も立ち上がりましたね」

   島崎さんは、書き込み保存の情報交換を兼ねて、フェイスブック上に「関心空間ユーザー会」を立ち上げた。すでに約100人がメンバーになっており、16年秋にも有志が集まってオフ会を開く予定だ。

「情報がつながる『場』としての役目を終えた」

   「関心空間」のサービス開始は、当時の報道を見ると、タモリさんの人気番組「笑っていいとも」のテレフォンショッキングを参考にして、人と人とをつなげる仕組みを作ろうと考えたのがきっかけだった。02年度には、「グッドデザイン賞新領域デザイン部門賞」も受賞している。

   ただ、その後に、ブログが生まれ、さらにツイッター、フェイスブックとSNSが進化を遂げるにつれ、「関心空間」の利用者が減少の一途をたどっていく。当初は2ちゃんねるをライバルと見ていたようだが、清濁併せ呑む2ちゃんねるがネット上で独自のポジションを占めるようになる中で、「関心空間」は、ほかのサービスの中に埋もれていくしかなかったらしい。

   サービス終了について、7月25日の告知では、情報と情報がつながる「場」としての役目を終えたとその理由が説明されている。

   ただ、「関心空間」の運営会社では、16年に入って、巨額の補助金不正が発覚していた。11~14年に「関心空間」とは別の事業で外注費などを過大に支払い、運営会社に還流させるなどの手法で、6000万円以上の補助金を過大に受給していた。発覚後は、補助金全額と加算金の計2億円超を7月中に返還している。

   この不祥事が「関心空間」終了のきっかけの1つになったことはないのか。

   親会社のサイオステクノロジーでは、「別の事業の不祥事であり、関心空間とは関係ありません」とJ-CASTニュースの取材に答えた。サービスを今後どう生かすのか、また運営会社がどうなるのかについては、「サービスの終了しか決まっていません。今後のことについては、未定です」と話した。(随時掲載)

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