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意味深「タマタマ大喜利」大流行 ポケモンGO新機能で「きみのは、わりと大きいほう」

   人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」のアップデートで、捕まえたポケモンのステータスを自分の属するチームのリーダーに調べてもらう、という新機能が追加された。

   チームリーダーは、サイズやCP(戦闘力)、そこから導き出される攻撃力や防御力などの個体値からモンスターを評価し、「きみの○○○○(伏せ字はモンスター名)は、素晴らしいわ」などとコメントする。しかし、そんな新機能が今、ネット上で「大喜利」に使われている。

  • この後、じっくり診断された
    この後、じっくり診断された
  • この後、じっくり診断された

「驚異的で芸術的だ」

   「大喜利」には卵の形のモンスター、タマタマを捕まえておく必要がある。笑いどころは、タマタマを「下半身」に見立てる点。そうすると、チームリーダーの「きみのタマタマは~」というコメントを面白がれるわけだ。ツイッターには

「『全体的に言う事なしで頼もしい』だって!」
「タマタマの評価見るために久々にポケGO開いた」
「私のタマタマも何個か見てもらいました」

と報告が相次いでおり、大喜利は「盛況」だ。ツイッターを見る限り、他にも「わりと大きいほう」「自慢できるわね」「普通だと思うぜ」「驚異的で芸術的だ」といったコメントが出るらしい。

   試しに記者のタマタマも評価してもらった。ほんの数日前、モンスターボールを10個以上費やして捕まえたニューフェイスだ。ステータスはCP(戦闘力)が228、HPが48、重さが2.44キロ、高さが0.38メートル。一般的に見て、強くも弱くもないが、捕獲時に苦労したこともあり愛着を持っている。

記者のタマタマは「全体的に、普通以上」

「○○○○(伏せ字は記者のユーザー名)、タマタマを見てあげよう」

   記者が属する青チームのリーダー、ブランシェが真顔で語りかけてきた。これまでずっと大喜利の模様を見ていたためか、なんだか恥ずかしい。

「全体的に、きみのタマタマは、普通以上」

   喜ぶべきか悲しむべきか困惑していると、

「特筆すべきは、ぼうぎょの高さ」

と分析された。「攻撃力に関してはノーコメントか...」――分かってはいるものの、タマタマと自分自身を重ね合わせて勝手に落ち込んでしまう。そうした気分に追い打ちをかけるがごとく

「ごく一般的、と言えるだろう」

とあっさり一言。そしてすぐに、

「これでわたしの分析は終了」

と打ち切られた。

   防御は高いが、ごく一般的。まるで自分自身を分析されているかのように思える診断結果だった。

   もちろん、この新機能はあくまでポケモンの育成やジム戦を有利に進めるものだ。「心理テスト」では勿論、ない。