北朝鮮の弾道ミサイル発射を担当 「火星砲兵部隊」の「任務」とは

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   北朝鮮が2016年9月5日午後に日本海に向けて発射したミサイルは約1000キロにわたって飛行し、北海道の奥尻島西方沖200~250キロの排他的経済水域(EEZ)内に落下した模様だ。北朝鮮が日本のEEZにミサイルを落下させるのは8月3日以来2回目。

   北朝鮮の国営朝鮮中央通信は9月6日午前、金正恩委員長が「弾道ロケット発射訓練を現地で指導した」とする記事を配信。指導の場所や日時は明らかにされていないが、今回のミサイル発射を指しているとみられる。記事によると、発射訓練は「太平洋作戦地帯内の米帝侵略軍基地を打撃」する任務を持つ部隊が担当。この部隊は「任意の時刻に任意の場所で敵に先制打撃を加えられる」とも説明されており、在日・在韓米軍を先制攻撃する能力があると言いたいようだ。これに加えて金正恩委員長は、核戦力を「引き続き拡大」する方向を明言したと報じている。

  • 弾道ミサイルは移動式の発射台から打ち上げられた(労働新聞ウェブサイトから)
    弾道ミサイルは移動式の発射台から打ち上げられた(労働新聞ウェブサイトから)
  • 弾道ミサイルは移動式の発射台から打ち上げられた(労働新聞ウェブサイトから)
    弾道ミサイルは移動式の発射台から打ち上げられた(労働新聞ウェブサイトから)

正恩氏は打ち上げに「大満足」

   防衛省は2016年9月5日12時13分ごろ、北朝鮮西岸の黄州(ファンジュ)付近から日本海に向けて3発の弾道ミサイルが発射されたと発表した。韓国軍は3発とも中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)だとみている。

   朝鮮中央通信は9月6日朝、「金正恩最高司令官が火星砲兵部隊の弾道ロケット発射訓練を指導」と題した記事を配信。記事には日付が入っていないが、9月5日の弾道ミサイル発射のことを指しているとみられる。それによると、「訓練」は「戦略軍火星砲兵部隊」が担当。この部隊は、「有事の際に太平洋作戦地帯内の米帝侵略軍基地を打撃する任務を受けもっている」と説明されている。記事では、発射を通じて

「火星砲兵部隊のロケット実戦運営能力と弾道ロケットの戦闘的性能が完璧なものに評価された」
「任意の時刻に任意の場所で敵に先制打撃を加えられる強力な軍種に強化発展した朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の軍事的威力が全世界に誇示された」

など解説。正恩氏は訓練が成功したことに「大満足」し、

「初の水爆の雷鳴で荘厳な序幕を開けた歴史的な今年に多段階に収めた核戦力強化の奇跡的成果を引き続き拡大していかなければならない」

などと強調したという。

複数のミサイルがトラック状の発射台から打ち上げられる

   朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」も9月6日付の1面トップで「訓練」の様子を伝えた。9枚も写真が掲載され、複数のミサイルがトラック状の発射台から打ち上げられているのが分かる。移動式の発射台から打ち上げていることを示すことで「任意の時刻に任意の場所で」攻撃可能なことを誇示する狙いがあるとみられる。

   菅義偉官房長官は9月5日午後の会見で、

「我が国の安全保障に対する深刻な脅威」
「まさに中国・杭州においてG20サミットが行われていることに鑑みても、我が国及び国際社会に対する明らかな挑発行為」

などと打ち上げを非難した。

   北朝鮮は、ここ1か月で「太平洋作戦地帯内」という用語を相次いで用いており、グアムへの攻撃を念頭に米国側をけん制している。8月17日には、米軍がグアムのアンダーセン空軍基地に戦略爆撃機を増備していることに反発し、外務省スポークスマンが朝鮮中央通信を通じて

「グアムをはじめ太平洋作戦地帯内の米軍基地全体がわが軍隊の全面的で、現実的な攻撃によって壊滅を免れられないであろう」

とする談話を発表。

   その1週間後の8月24日には、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に成功。これを受ける形で、8月26日には、外務省スポークスマンが朝鮮中央通信を通じて

「米本土と太平洋作戦地帯は今や、われわれの掌中に確実に収まるようになったことが証明された」

などとする談話を発表している。

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