2024年 4月 25日 (木)

日清「謎肉祭」売れすぎ、3日で販売休止 「品薄商法では?」の疑問を製造元に聞く

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   食品大手の日清食品ホールディングス(HD)は、傘下の日清食品が2016年9月12日から販売している「カップヌードルビッグ『謎肉祭』肉盛りペッパーしょうゆ」の販売を一時休止すると、15日に発表した。

   発売したばかりだが想定を上回る売れ行きで、1か月分と見積もっていた在庫(出荷分)がわずか3日で底をついた。

  • 日清カップヌードルビッグ「謎肉祭」発売3日で販売休止に…
    日清カップヌードルビッグ「謎肉祭」発売3日で販売休止に…
  • 日清カップヌードルビッグ「謎肉祭」発売3日で販売休止に…

「カップヌードル」発売45周年の記念商品

   日清食品HDによると、「カップヌードルビッグ『謎肉祭』肉盛りペッパーしょうゆ」(希望小売価格は税別205円)の販売の一時休止(出荷停止)は、「当初の販売計画を大幅に上回り、十分な供給量が確保できなくなったため」という。

   9月12日に発売したばかりだが、売れすぎで、1か月分と見積もっていた出荷数量(在庫)がはけてしまい、供給が追いつかなくなった。

   「カップヌードルビッグ『謎肉祭』」は、世界初のカップ麺「カップヌードル」の発売45周年を記念して、9月18日の45回目の「バースデー」のタイミングにあわせて12日に発売された、約1か月のスポット商品。

   「45周年の感謝の気持ちを込めて、『謎肉祭』 開催!」と銘打ち、かつてカップヌードルの具材として用いられ、現在でも一部のカップヌードルやスープヌードルに用いられている具材で、消費者のあいだで「謎肉」(ダイスミンチ)と呼ばれる「味付け豚ミンチ」を、通常のカップヌードルビッグの10倍も入れた。

   味付けは、そんなたっぷりの「謎肉」からうまみが染み出たスープに、ペッパーでアクセントを加えた。パッケージデザインにも凝り、記念商品らしい「お祭り感」を演出するなど、9月5日の発表以来、インターネットでも、ちょっとした話題になっていた。

「謎肉が通常の10倍!なんかテンション上がっちゃう」
「ちょっと、食べてみたくなるw」

などといった具合。

   それが発売日の12日にはすでに、

「近所のコンビニにもない。別の場所も当たって合計12か所ほど見て回ったけど撃沈。田舎だからかな...」
「ないわ。たしかになかった。こんなに人気だとは...」
「『スーパーで売ってた』というツイートを見かけて、近所のスーパーを回ったら、ビンゴ! ゲットしました!!」
「食べた。確かに謎肉ぎっしりだった」
「ぎゃああああ~、お湯を入れた状態の写真をアップしてる人。やめてくれぇ」

などと、手に入れた人のうれしそうな声と、手に入らなかった人の落胆の声が錯綜している。

「結果的に見通しが甘かった...」

   そうしたなか、「カップヌードルビッグ『謎肉祭』」の品薄状態にインターネットでは、

「Twitterでも『売ってない』ってツイートばっか。まさかの品薄商法かよ」
「買いだめしてるヤツがいるのか?」
「コンビニにあったけど... また品切れ商法なの?」

などと、あらかじめ出荷量を減らすなどして品薄の状態にして、消費者の購買意欲をあおる「品薄商法」を疑う声も散見される。これには、

「品薄商法かと思ったが、日清ならそんな必要もねえわな。ケース買いしたやつらがいっぱい出たか」
「日清が品切れ商法する理由がないからなあ... おまえら買いすぎってことだわw」

と、日清食品を擁護する声もある。

   J-CASTニュースの取材に、日清食品HDは、「実数は控えさせていただきたいのですが、『謎肉祭』は通常のカップヌードルビッグの月間販売数量の1.5倍を用意していました。それでも、結果的に見通しが甘かったことになりました」と説明。「皆さまにご迷惑をおかけしたことは申し訳ありません。ただ、当初から欠品を目的にしたわけでありませんので、どうぞご理解いただきたい」と話す。

   同社は、「カップヌードル誕生45周年を記念した商品で、それが1か月遅れになりますが、現在は十分な供給体制を整え、10月下旬をめどに販売を再開できるよう、追加生産の計画を立てているところです」という。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中