江戸時代から続くアノ「温泉マーク」 「変更検討」経産省に「変えないで!」

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   「温泉マークの変更はやめてほしい」―――そんな要望が経済産業省に数多く寄せられているのだという。

   経産省は、2020 年の東京オリンピック・パラリンピックに向け案内用図記号(ピクトグラム)を、外国人観光客により分かりやすくなるよう、JIS(日本工業規格)に定められている約140のうち約70をISO(国際標準化機構)の規格にそろえようとしていて、「温泉マーク」もその候補に挙がっている。群馬県安中市の「磯部温泉」は2016年9月29日、マークを変更しないよう、要望書を経済産業省に郵送した。

  • 磯部温泉には「温泉記号発祥の地」を示す石碑がある(写真は安中市HPから)。
    磯部温泉には「温泉記号発祥の地」を示す石碑がある(写真は安中市HPから)。
  • ISOの制定した「温泉マーク」
    ISOの制定した「温泉マーク」

磯部温泉は「温泉記号発祥の地」350年以上前のマークがある

   温泉マークの改定が机上に挙がったのは、外国人はこれが何を示しているのか分かりにくいため。「お茶かコーヒーの店?」「焼き肉店?」「ラーメン?」などといった回答もあるという。それで経産省はISOの温泉マークへの変更を検討しているのだが、今度は日本国内で反発が起きた。既存のJIS企画のマークに家族のような3人の人を加えたものだが、ネット上では、

「親子仲良く溶鉱炉に沈んでいくように見える」
「家族がラーメンの中でくつろいでる」
「人肉を使った温かい料理を出すお店と思われる可能性がある」

などといったネタのようなものがツイッターを賑わせた。温泉のある現地では、というと変更に難色を示すところが多いようだ。

   群馬県安中市の「磯部温泉」では市と市観光協会、温泉組合、旅館組合の4者が9月29日にマークの変更をやめてほしいとの要望書を経産省に郵送した。10月5日に受け取った旨の電話連絡が市の観光課に入った。「磯部温泉」が変更阻止にやっきになるのは、「温泉記号発祥の地」を謳いPRしているからだ。同市観光課にJ-CASTニュースが6日に取材したところ、江戸時代の1661年(万治4年)に農民の境界線争いがあり、江戸幕府の現在の最高裁から評決文が出され決着した。その添付図に記されていたのが2つの現在の温泉マークだった。市は1981年に専門家に調査を依頼し、この評決文以前に温泉マークのようなものは存在しない事が分かったため、これを最大の売り物とした。マークにある3本の湯気の模様から16年2月に2月22日を「温泉マークの日」に制定している。市の担当者は、

「JISで別のマークが制定されてしまうと、現状のマークのイメージが薄れやがては忘れられていく運命となってしまう。これまで温泉を盛り上げてきた努力を失わないためにも、変更をやめてもらうようお願いしたのです」

と話していた。

温泉関係者以外からも「このままでいいじゃないか」と多数の意見

   J-CASTニュースが10月6日に経産省の産業技術環境局に取材すると、まず、新しい温泉マークだとネット上に出ているものを「経産省が勝手に作りやがった!」と言っている人がいるが、あれはもともとISOが定めているマークでそれを提示したもの。これに変更するかどうかはまだ何も決まっておらず、これから調査やアンケートを取り検討して行く、ということだった。

「変更しないで欲しいという要望は、自治体では磯部温泉の安中市と大分県から来ておりますが、温泉関係者以外からも『なぜ変えるのか?』『このままでいいじゃないか』など多数のご意見が電話で寄せられておりまして、お叱りを受けている状態です」

などと打ち明けた。

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