「ソーシャルレンディング」に投資? 借り手と投資家の出会いを創造する

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   夢だった起業に踏み切りたい、投資したいマンション物件がある、被災者支援や子育て支援など社会に貢献したい・・・。やりたいことやお金の使い道はさまざまだが、肝心のお金が不足している。そんな人は少なくないだろう。

   ここ数年、資金を必要としている借り手と、資金を出してもいいと考えている貸し手の投資家を、インターネット上でマッチングさせる「ソーシャルレンディング」が話題だ。なかでも、2016年4月にサービスを開始した「みんなのクレジット」が、いま注目を集めている。

借りたい人と貸したい人を結びつけるサービス
借りたい人と貸したい人を結びつけるサービス

本当に必要な人にお金を届ける金融サービスを目指す

   新しい資金調達の手段であるソーシャルレンディングは、「ネット上でお金を借りたい人、企業」(借り手、ボロワー)と「ネット上でお金を貸したい人や企業」(投資家、レンダー)を結びつける融資仲介サービス。「みんなのクレジット」は、その両者の「仲介役」を担う。

   たとえば、新たに起業したい人が1000万円の開業資金を借りたい場合、その人(借り手)が「みんなのクレジット」に融資を申し込み、同社が審査して事業資金の募集を呼びかける。それに呼応した投資家(レンダー)が資金を用立てるのだが、投資家は、Aさんが10万円、Bさんは50万円、Cさんは100万円...といった具合に、みんなのクレジットの場合は10万円以上であれば、一人あたりいくらでもよい。1000万円に達すると、ローンが成立。同社を通じて借り手への融資が実行されるという仕組みだ。

ソーシャルレンディングのしくみ
ソーシャルレンディングのしくみ

   「みんなのクレジット」は現在、事業者向けの動産ローンと不動産ローンを組んでいるが、融資金額の120%以上の価値を保全する担保をすべての案件に設定し、案件ごとのリスクに見合った利回りを実現できる仕組みをつくって融資を実行している。

   運用期間は1か月から最長36か月。投資家にとっては、運用が安定しているうえ、複数の案件に分散して投資することもできるのがメリット。投資家自身が投資する事業を選べて、自身のお金がどこで、どのように使われているか、わかるという魅力もある。

   注目すべきは、その高い金利水準。年5~14%の金利は、たとえば銀行の預金とは比較にならないほど高く、株式や投資信託、外国為替証拠金(FX)取引のように相場の動きに右往左往することもないので、メンタルのうえでも安心していられる。

   「みんなのクレジット」の場合、投資家が得られる平均利回りは7~8%というから、資金運用の対象としては有望で、株式投資やFX取引がハイリスク・ハイリターンとすれば、ソーシャルレンディングの投資はローリスク・ミドルリターンといえる。

   ただ、運用期間の満期まで保有することが条件なので途中で解約できないことや確定利回りではないこと、元本保証がないことといったデメリットもあることを覚えておいたほうがいい。

「AIによる融資審査システム」と「アジア戦略」で、さらなる成長へ

   「みんなのクレジット」が本格的なサービス開始から約 7か月。それにもかかわらず、募集案件には1日1000万~2000万円の資金が集まる。成立したローンファンドは、5月から11月までで69件と順調に増え、ローン総額は19億円(2016年11月18日時点)にものぼる。

   ちなみに、ソーシャルレンディングの先進国の米国では、2005年に1億1800万ドルだった総融資残高が、2014年には110億8000万ドル(約1兆1192億円、貸付型)に急成長を遂げている。日本でも、まだまだ大きな可能性を秘めているというわけだ。

   さらなる成長のため、現在、「みんなのクレジット」が力を入れているのが「人工知能(AI)による自動融資審査システム」の開発である。これは約1000項目のスコアリングモデルシートを作成し、AIが学習を繰り返し、知識やノウハウを蓄えていくディープラーニングを用いて審査を実施するもので、個人データと過去の事例をもとに定性・定量の両面から解析を行い、融資額と金利水準を決定する仕組み。

   このシステムが完成すれば、デフォルトのリスクを最小限に抑えつつ、資金調達の機会を幅広く提供できるようになる。優良な融資先の開拓に役立てていくとともに、2017年9月からは個人向けの融資サービスも開始したい考えだ。

   もう一つ、注力するのがアジア戦略。ソーシャルレンディングは、規模が大きくなるにつれて資金の余剰が出る傾向にある。そこで同社は、ベトナムやミャンマー、カンボジアに子会社を設立。2017年を目処に金融免許の取得を目指しており、まず、これらの国々でマイクロファイナンス事業を展開していく。2018年にはフィリピンやタイ、マレーシアなどにも展開する計画だ。

   じつは、アジアの新興国にはマイクロファイナンスを提供する金融機関が増えている。しかし、その融資利率は年30~40%にのぼるケースが多いとされる。ソーシャルレンディングの仕組みを利用すれば、よりよい条件の金利で資金を供給することができ、それにより現地の経済発展に貢献するような融資ができると考えた。

   「みんなのクレジット」に、同社の白石伸生社長は「本当に必要としているところに、きちんと資金を行き渡らせたい」という思いを込めた。日本でも、アジアでも、その思いを実現しようと前進する。

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