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「天皇退位」容認派が9人、反対慎重派7人 有識者会議ヒアリングで意見分かれる

   天皇陛下の退位などについて検討する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は2016年11月30日に首相官邸で5回目の会合を開き、大学教授など16人の専門家からのヒアリングを終えた。16人のうち9人が退位に賛成もしくは条件付きで容認、7人が反対、慎重の立場を示した。

   ヒアリングは11月中に3回に分けて行われ、天皇陛下の退位と制度化、公務負担軽減策など8項目について聞いた。退位の制度化をめぐっては、賛成、容認論者の中でも恒久的な制度とするか、今の天皇陛下に限って認める「特別法」を設けるかで意見が分かれた。

   有識者会議はこの結果を踏まえ12月7日の会合から論点整理に着手し、17年1月をめどに公表する見通し。