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「温泉マーク」存続へ 温泉関係者らの声受け現状維持を検討

   公共施設などで使われる案内用マークの見直しを検討するJIS改正委員会が2016年12月6日に経済産業省で行われ、「温泉マーク」について現在使われているマークが存続する見通しになった。

   経産省は、JIS(日本工業規格)で定められた国内の図記号のうち約90種類をISO(国際標準化機構)に変更する案を検討しており、温泉マークも対象だった。同省の国際標準課はJ-CASTニュースの取材に対し、

「委員会に出席した磯部温泉(群馬県)、別府、由布院温泉(大分県)の関係者から『現在の温泉マークは古くから親しまれており、(変更するよりも)日本の文化として外国の方に紹介してはどうか』、『新しいマークを採用すると、変更統一にお金がかかる』といった声があがりました」

と答えた。こうした意見に加えて一般の人からも変更に反対する声が寄せられたことなどもあり、存続を検討することになったという。今後JISのマークだけを使うか、新マークも使えるようにするかについては未定。