千葉大学長名乗るデマ文書流れる 取材に「口止め」求める内容

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   千葉大医学部生による集団強姦致傷事件で、大学側が徳久剛史学長名で学生の「口止め」をしたとされるメールのような文面がネット上に出回っている。千葉大では、J-CASTニュースの取材に対し、「そんな文書もなく、まったくの事実無根」と全面的に否定し、対応を検討することを明らかにした。

   報道によると、千葉大医学部の23歳の男子学生3人が、2016年9月に千葉市内の飲食店のトイレで20代女性に性的暴行を加え、学生1人の自宅で女性を強姦したうえ、女性に5日間のけがをさせた疑いが持たれている。

  • ネットで出回っている「口止めメール」
    ネットで出回っている「口止めメール」

「学生諸君は外部への安易な情報漏洩をせずに...」

    3人は、11月21日に逮捕され、12月5日には、千葉大医学部附属病院の研修医(30)も飲食店で同席して女性の体を触ったとして準強制わいせつの疑いで逮捕された。4人は、調べに対し、大筋で容疑を認めているという。

   当初は、3人の実名などが警察から発表されず、ネット掲示板などでは、学生の関係者から圧力がかかったのではないかと隠ぺいを疑う声や、根拠もなく学長の関与をうわさする向きもあった。

   「口止め」メールとされる文面がネット上で出回ったのは、少なくとも12月4日からだ。2ちゃんねるのスレッドで、文面が貼り付けられており、11月30日の日付で件名が「今後の外部への対応に関して」となっていた。

   文面では、医学部生が逮捕されたとの報道について、大変遺憾で深刻に受け止めているとして、次のように書かれていた。

「引き続きではありますが学生諸君は外部への安易な情報漏洩をせずに取材等に対しては学生らしく粛々と対応していただきたい。安易な行動が発覚次第、厳たる対応をする所存でありますので慎む様強く求めます」

   一言で言えば、マスコミ取材に応じたら厳しい処分をする、という意味らしい。最後には、「千葉大学長 徳久 剛史」となっていた。

千葉大「悪質なことであり、対応を考えたい」

   この文面は、その後も度々、2ちゃんねるのスレッドなどに貼り付けられており、「なんだこれ、隠蔽の指示か?」「千葉大の口止め圧力」「事件の解決に協力するのが当然だろ?」などと疑問や批判が相次いでいる。

   もっとも、大学側がメールなどを出した証拠としては弱すぎるとして、「これさすがに捏造じゃねーの?」といった指摘も出ていた。

   千葉大の広報室では、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。

「このようなメールを学生向けに配信した事実はありません。そんな文書も存在せず、まったくの事実無根です。うわさでは聞いていましたが、今回初めて確認してびっくりしています。かなり悪質なことであり、対応を考えたいと思っています」

   なお、容疑者の男子学生3人の実名については、千葉県警が、5日になって公開に踏み切った。報道によると、その理由として、共犯者の割り出しにめどがつき、被害者の理解もほぼ得られたことを挙げている。「批判は真摯に受け止めている」とコメントしたというが、関係者からの圧力については、全面的に否定している。

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