マジめっちゃ補強の巨人、でも注目度は大谷独走

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   巨人のメディア露出がめっきり減った年末年始だった。

   優勝した広島に17.5ゲーム差のツケである。必死の戦力強化を見ると...。

  • 史上まれにみる補強をした巨人だが注目度はいまいちか(画像は読売巨人軍公式サイトのスクリーンショット)
    史上まれにみる補強をした巨人だが注目度はいまいちか(画像は読売巨人軍公式サイトのスクリーンショット)

FA3人獲得は史上初めて

「巨人の年末年始に笑顔はなかった。あけましておめでとう、との挨拶はタブーの雰囲気だった」

担当記者の話である。

   高橋由伸監督は球団から厳しい要求を突きつけられた。「勝て」と。

「若い選手を獲得し、しっかり育てたい」

   この高橋監督の言葉通りに補強できたのか。球団の求めるのは今シーズンの優勝である。

   ドラフト会議で獲得したのは7人。みんな若い。高橋監督の期待の言葉に当てはまる選手なのだが、即優勝を狙う球団はそれに沿ってFA選手や外国人選手を獲得、チームの勝利をせかしている。

   FAで取ったのは3人。投手の山口俊(DeNA、3年7億円)森福允彦(ソフトバンク、2年4億円)に、外野手の陽岱鋼(日本ハム、4年10億)。

   FA選手3人を獲得したのは史上初めてというところに危機感が表れている。財政豊かな球団だけに大盤振る舞いだ。

「大谷翔平が巨人にいたら、間違いなく年俸20億円だよ」

そんな声がOBたちから聞こえる。

メディアは日ハムのアリゾナキャンプへ

   外国にも補強の手を伸ばした。マリナーズからアルキメデス・カミネロ投手(ドミニカ共和国、大リーグ通算7勝)。投手陣の強化は急務であることがよく分かる。

   打者ではケーシー・マギーをタイガースから取った。34歳の内野手だが、昨年はほとんど出場していない。この選手、2013年に楽天で活躍した実績を持つ。そのころのパワーが残っているか。

   静かな高橋監督が一軍コーチをいじった。打撃コーチに二軍から二岡智宏を引き揚げた。現役時代からもっとも気心が知れた仲だ。

   V奪還に向けてできることはやった、という思いを球団は持っていることだろう。これは監督の退路を断ったことにつながるわけで、高橋監督は2年目にして至上命令のプレッシャーとも戦うことになる。

   「天下の長嶋茂雄、王貞治もクビにした球団だよ。だれがなっても勝てなきゃ終わり」 OBたちはいとも簡単に語る。なにが何でも勝て――球団の号令で、巨人は今月28日から宮崎で合同自主トレーニングを行う。

   注目はメディアの扱いである。必死の巨人より、若くて明るい大谷を連日取り上げるだろう。日本ハムはアリゾナキャンプを張る。大谷は大リーグの話題も絡んで独走しそうである。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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