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太陽光関連企業の倒産が過去最多に 2017年は更に加速か

   東京商工リサーチは、2017年1月12日、16年の太陽光関連企業の倒産が、調査を始めた00年以降最多を記録したと発表した。

   市場拡大を見込まれていた分野だが、16年の倒産数は前年比20.4%増の65件で、12月は、単月では最多となる10件だった。

   倒産の原因としては「販売不振」が35件と最も多く、過半数を占めた。伸び幅が最も大きかったのが「業務上の失敗」で、83.3%増の11件だった。

   太陽光発電は、度重なる固定買い取り価格の引き下げ、企業の新規参入などから、15年から事業者の淘汰が始まっている。東京商工リサーチでは、「2017年は採算確保が厳しい太陽光関連事業者の淘汰が、2016年以上のペースで進むことが危惧される」と分析している。