2024年 4月 16日 (火)

首都圏Suica利用者に衝撃 JR東海チャージ0円でも改札OK

   「Suica」や「ICOCA」、「TOICA」など、地域によってさまざまな交通系電子マネーがあるなか、ICカードにお金がチャージされていなくても改札を入れる「最強」のカードがあると、インターネットで話題になっている。

   JR東日本の「Suica」や関東圏の私鉄で使える「PASMO」を利用する首都圏などに在住の人には馴染みがないが、JR西日本の「ICOCA」はチャージ残高が「1円以上」であれば改札内に入れる。さらに、JR東海の「TOICA」はチャージが「ゼロ円」でも入場できるという。

  • JR東日本の「Suica」は、駅の改札を入るのに最低「初乗り運賃」分が必要
    JR東日本の「Suica」は、駅の改札を入るのに最低「初乗り運賃」分が必要
  • JR東日本の「Suica」は、駅の改札を入るのに最低「初乗り運賃」分が必要

JR西日本も1円以上、九州は10円以上なら通れる

   話題のきっかけとなったのは、2017年1月29日の、あるツイッター主による

   「自動改札。JR西日本はICカードに1円も入ってなくても(編集部注、実際には1円以上が必要)『ええよ遅れるやろ下りてから払い~』と通してくれるが、JR東日本は『初乗り運賃にも足りないチャージでどこへ行こうというのかね?』と止めてくるのでつらい。」 という投稿。首都圏近郊などに住む人にとって、残額不足でチャイムがなり、改札を通れないことが当たり前のため、この事実は衝撃だった。

   ふだん「Suica」や「PASMO」を利用する人にとって、カードにお金がチャージされておらず、改札が通れないといった光景は日常茶飯事。急いでいる他のお客からは迷惑がられて舌打ちされたり、改札をふさがれて足止めをくらったために電車を逃してしまったりと、踏んだり蹴ったりだ。

   JR東日本の「Suica」や関東圏の私鉄が乗れる「PASMO」は、改札を入るときには最低、初乗り運賃分(JR東日本の場合、切符購入時の最低140円)のお金がチャージされていないと入れない。JR北海道の「Kitaca」も、初乗り運賃分が必要だ。

   ところが、JR西日本やJR東海、JR九州など、他の鉄道会社が管轄にあたる地域ではどうやら状況が違うらしい。

   JR西日本の「ICOCA」は「1円以上」、JR九州の「SUGOCA」は「10円以上」のお金がチャージされていれば、改札内に入れる。

   そんなことから、ツイッターやインターネットの掲示板などには、鉄道会社ごとに「異なるルール」に、

「マジで?いいなあ、西日本」
「JR西日本はやさしいなぁ」
「入ったらいいけど、出られないってことはないのかなw」
「関西人は人情や思いやりがあるってことやな」

などの声が寄せられている。

   チャージが「ゼロ円」でも改札内に入れる「TOICA」が使えるJR東海によると、「基本的には、改札を入るときにお金が足りなくても、出るときに精算していただくことで出られますので、(入場時の制限を)設けていません」と説明する。

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