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「SMAPに土下座しろ」 メリー氏糾弾する「ジャニーズ探偵局」の本気度

   「本局の目的はSMAPの再結成にあります」――SMAP解散からおよそ2か月、「ジャニーズ探偵局」なるウェブサイトが立ち上がり、ファンの間で話題となっている。

   運営母体は「ジャニーズ探偵局」を名乗る団体。SMAP再結成を求めると同時に、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長やメリー喜多川副社長との対決姿勢を強めており、ただならぬ雰囲気を感じさせる。立ち上げの目的や、きっかけは何なのか。J-CASTニュースは2017年2月22日、ジャニーズ探偵局の代表者に直接、話を聞いた。

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「このままだと元SMAPメンバーは事務所に抹殺される」

「メリー(喜多川副社長)・ジャニー(喜多川社長)姉弟は元SMAPメンバーの前で土下座して、泣きじゃくりながら『再結成してくれ。そうでなきゃ私たちの身が持たない』と許しを請うべきです」

   東京都内の事務所で、探偵局の代表者は開口一番、こう言い放った。本名を公開することや写真撮影は断られた。サイトの立ち上げは17年2月初旬だが、探偵局の設立は29年前にさかのぼるという。

   きっかけとなったのは、1988年に元フォーリーブス・北公次さんの暴露本『光GENJIへ ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)や元光GENJIメンバーの証言ビデオを発売したことだ。その中で、ジャニー氏による「少年虐待」の生々しい実態が告発された。

   当時、探偵局はこうした動きを陰で仕切っていたといい、1991年に一定の成果を上げたとして探偵局は解散。その後、1995年には光GENJIも解散している。

   しかし、2016年末に、ジャニーズ事務所の内紛が引き金となり、SMAPが解散する。

「このままだと元SMAPメンバーは、事務所に抹殺、粛清され、芸能界引退に追い込まれてしまう。(事務所に残る意思を示した)キムタクを除き、メンバーの明日はありません」

   「探偵局」代表者は次第に、そんな強い問題意識を持ち始め、知人のSMAPファンが「SMAPロス」に陥り、心療内科へ通うようになったことがきっかけで探偵局復活を決意したという。そして、情報発信のために立ち上げたのが今回のサイトだ。これからSMAPの再結成、メリー氏・ジャニー氏姉弟の芸能界引退を粘り強く求めていくとしている。

100万円で情報提供を呼びかけ

   代表者は「撃つ弾」は用意しているといい、

「背筋の凍るような情報が今、探偵局にどんどん寄せられています。これからそれを世間に出していきます。日本最大のスキャンダルが続々と暴かれていきますよ」

と語る。

   既に、元光GENJIメンバーや北さんの証言を収録した映像を再編集してYouTubeに投稿。4月には、これに未公開映像を加えたDVDも発売する予定という。

   さらに、最大100万円の謝礼をつけて情報提供を呼びかけており、すでにジャニーズ事務所の元従業員や元ジャニーズタレント、元テレビ局員から情報が寄せられているという。

「事務所と関わり、心に傷を負ったり、損害を被ったりした人はたくさんいます。そんな色々な経験をした人の映像を集めて発表します」

「ファンには応援してもらわないと」

   こうした「探偵局」の動きについては、その攻撃的なスタンスのためか、SMAPファンを名乗るツイッターユーザーから

「巻き込まないで欲しい」
「儲けてやろう、という悪意しか感じません」
「『憎悪や罵倒』の世界に私は居ない」

と厳しい意見も相次いでいる。

   代表者は、そうしたネットの反応を見て

「ジャニーズファンは挙って応援してもらわないと。皆さん、自分たちの足元に火がついているのが分からない。私はファンの皆さんに檄を飛ばしたい。ともに手を取り、戦いを挑まないといけません。メリー氏のやりたい放題を許しておいていいんですか」

と語気を強め、最後にこう語った。

「メリー氏やジャニー氏は『自分たちは安泰だろう』と高をくくっています。ジャニーズ事務所には今、大きなメスを入れなきゃいけないんです」