地元の名産『セレブダコ』でおもてなし 今後の更なる観光復興を促進

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名産による復活劇の幕開け

   「西の明石、東の志津川」とも称される宮城県南三陸志津川の『セレブダコ』をご存知だろうか。南三陸町は海に面しており、食材が豊富な土地だ。特にタコが有名で、ほかの地域のタコよりも大ぶりで味に深みがあることで知られている。ウニ・アワビ・昆布などのタコの好物が豊富にあるため、当地域のタコは「ウニ、アワビを食べる『セレブダコ』」と評判になった。

   そんな豊かな海産物で知られる南三陸町も、2011年3月11日の東日本大震災で大津波に見舞われ、甚大な被害を受けた。活気の源となっていた店の多くが失われたが、震災の約1年後には仮設商店街「南三陸さんさん商店街」がオープンした。その他にも住居以外のインフラの整備、海外からのインターンシップや旅行者の受け入れが続々とスタートし、少しずつ賑わいを取り戻しつつある。

   復興をさらに加速させるため、リピーターを獲得する「おもてなし」のサービス提供にも力を入れている。2017年2月6日、一般財団法人 日本アムウェイOne by One 財団とホスピタリティのプロであるザ・リッツ・カールトン東京が手を組み、「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」の一環として、第2回特別講座「『セレブダコ』でおもてなし編」を開催した。

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地域のコミュニティが立ち上がる力の源に

   「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」は一般財団法人 日本アムウェイOne by One財団が取り組んでいる活動で、被災地域のコミュニティ再生を長期的に支援する目的で2012年に立ち上げられた。今回の特別講座の会場となったのも、当プロジェクトにより2013年8月に完成したコミュニティ交流施設「南三陸ポータルセンターアムウェイハウス」だ。

   当プロジェクトの中心的存在のアムウェイハウスは、繋がりを取り戻す「場」、そしてそこに集う人々の心を復興する「場」となることを目的に設立された。「南三陸ポータルセンターアムウェイハウス」はその記念すべき第1棟目だ。2017年2月現在、全4棟のアムウェイハウスが人と人を繋げるコミュニティ施設として存在している。震災の爪痕は今だ根深く人々の心に残っているが、人との関わりを通じて、少しずつその傷が癒されていくに違いない。

おもてなしのプロ直伝!地元の魅力の発信術

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   第2回特別講座「『セレブダコ』でおもてなし編」には、町内で飲食・食品・サービス業に携わる20名以上が集まった。ザ・リッツ・カールトン東京 モダンビストロ「タワーズ」の料理長である早坂心吾氏が腕を振るったクックショーでは、『セレブダコ』を使った特別メニュー「タコとスーパーフード(アボカド、キヌア)のサラダ パクチーの香り」と「タコと南三陸ねぎのパートブリック包み揚げ 三陸産ワカメのタルタルソース」の2種類のレシピを紹介。参加者も実際に試食をし、「地元の食材がこのような洋風に料理されるのは、新鮮で驚きました」「食材の違った魅力を知ることができ、自分でも今回の料理アレンジに挑戦してみたい」など驚きの声をあげた。

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   ザ・リッツ・カールトン東京 宴会・婚礼セールス部長 矢吹光氏は、お客様に料理をお出しする際のサービスについて「お客様がその場所でどういう気分で過ごせたかが大事です。お客様の行動をよく見て知ろうと思うことでニーズが読め、それがおもてなしへと繋がります」とザ・リッツ・カールトンのサービスの極意を説明した。

   南三陸町観光協会 副会長 阿部清浩氏は、冒頭の挨拶で「今回は南三陸の名産であるセレブダコを使った料理とおもてなしを学べることが楽しみです。この講座で覚えた、南三陸に合ったおもてなしを皆さんと一緒に作り上げていき、仕事や生活に生かしていけたら幸いです」と喜びのコメントを述べた。

   続いて、日本アムウェイ One by One財団 評議員 マーク・ディビッドソン氏が登壇。「このおもてなし講座で学んだスキルを今後の南三陸の復興のために活用していただければ幸いです。南三陸との深い約束を、これからも守っていきたいと思います」と、今後の南三陸への支援についてコメントした。

明るい未来に繋がるまちづくり

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   特別講座の最後に、参加者を代表して南三陸町飲食店組合長 高橋修氏が登壇し「こういう機会を提供していただきましてありがとうございます。また、何度も何度も足を運んでいただきましてありがとうございます」と感謝のコメントを述べた後、「震災した町がどう立ち上がるか、地域イノーベションが課題となっている中、常に笑顔で楽しいことを考え、町を作っていきたいと思います」と力強い言葉を続けた。

   参加者からも「今回講座に参加することができ、とてもためになりました。復興のきっかけを作れたら」という感想が寄せられ、今回の特別講座をこれからの南三陸の明るい未来へ繋げるきっかけとすることができた。

   一般財団法人 日本アムウェイOne by One 財団は、今後も「被災者を決して忘れないこと」と「希望を届けること」を目的とした支援活動を続けていく。こうした支援活動を通じて、被災者が今まで生きてきた陸や海での生活を外に発信することで、その土地に秘められた魅力が開花するだろう。それが、さらなる復興の架け橋になるのだ。

担当ライター:萩原かおり

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