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サイバー攻撃に北朝鮮関与か 専門家が過去の例との類似性指摘

   世界中のコンピュータに対して行われている、ランサム(身代金)ウェア「WannaCry」を使用した大規模なサイバー攻撃に、北朝鮮が関与している可能性があることを、複数の専門家が指摘している。ロイター通信やニューヨークタイムズなど海外メディアが2017年5月16日(日本時間)報じた。

   サイバーセキュリティ大手の米シマンテックと露カスペルスキーは、北朝鮮との関与があるとされるグループ「ラザルス」が使用したプログラムと、「WannaCry」の初期のバージョンの類似性を指摘した。「ラザルス」は2014年にソニーピクチャーズにサイバー攻撃を行ったほか、バングラデシュ中央銀行から8100万ドルを盗んだとされる。ただし、両社ともに、北朝鮮の関与は現時点では決定的ではないとした。