2024年 4月 16日 (火)

稲田防衛相の失言余波 罷免求めた朝日、朝日を批判した産経

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    稲田朋美防衛相が東京都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」などと述べ、後に撤回した問題は、野党4党(民進、共産、社民、自由)が安倍晋三首相に対して罷免を要求する事態に発展している。ただ、日本維新の会は罷免の必要はないとの立場だ。

   メディアの論調も、野党同様に一枚岩ではない。明確に「罷免」を求める社もあれば、現時点では明確に意見表明しない社や、稲田氏を批判する側の立ち位置を疑問視する社もあるなど、様々だ。

  • 稲田朋美防衛相は国会答弁でも「炎上」が相次いだ(写真は衆院インターネット中継より)
    稲田朋美防衛相は国会答弁でも「炎上」が相次いだ(写真は衆院インターネット中継より)
  • 稲田朋美防衛相は国会答弁でも「炎上」が相次いだ(写真は衆院インターネット中継より)

朝日、稲田氏罷免が「任命権者の責任の取り方」

   稲田氏の発言を受け、民進党の山井和則・国会対策委員長は6月29日午前、国会内で自民党の竹下亘・国対委員長と会談し安倍首相が稲田氏を罷免するように求めた。与党側は応じない方針だ。野党でも日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は6月28日、大阪市内で記者団に対して「同じ間違いをやらないようにすれば良いのではないか」などと話し、辞任や罷免は必要ないとの見方を示した。

   メディアでも論調が分かれている。6月29日付の各紙の朝刊(いずれも東京本社最終版)で、最も「罷免論」を鮮明にしたのは朝日新聞。「稲田防衛相 首相は直ちに罷免せよ」と題した社説で

「首相は稲田氏を直ちに罷免すべきだ。それが任命権者の責任の取り方である」

と主張。毎日新聞も、社説で

「こうした稲田氏を安倍晋三首相は一貫して擁護してきた。その姿勢が、無責任な閣僚の発言がとまらない要因になっているのではないか」

と安倍氏に任命責任に言及。「辞任」「罷免」といった直接の単語は登場しないものの、続投させるべきではないとの立場をにじませた。

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