2024年 4月 19日 (金)

「救世主」雪山の完投で早実ベスト4 清宮107号お預け

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   第99回全国高校野球選手権の西東京大会は2017年7月25日、清宮幸太郎内野手(3年)擁する早稲田実業と日本学園の準々決勝が行われた。

   清宮の歴代1位タイに並ぶ高校通算107号本塁打はならなかったが、早実は5-1で勝利。甲子園出場へ投手力が課題とされた早実だが、先発の雪山幹太投手(2年)が完投した。2試合続けて獅子奮迅の活躍をみせた雪山投手が「救世主」となりつつある。

  • 清宮幸太郎擁する早実が西東京大会で準決勝進出(Wikimedia Commonsより。作者:「江戸村のとくぞう」さん)
    清宮幸太郎擁する早実が西東京大会で準決勝進出(Wikimedia Commonsより。作者:「江戸村のとくぞう」さん)
  • 清宮幸太郎擁する早実が西東京大会で準決勝進出(Wikimedia Commonsより。作者:「江戸村のとくぞう」さん)

6安打1失点の好投

   注目の清宮の打席は、四球、四球、左二塁打、一ゴロの2打数1安打。今大会ここまで3戦連続で本塁打を放っていたが、この試合は本塁打なしに終わった。2012年に打ち立てられた歴代1位とされる山本大貴(神港学園)の107本に並ぶ通算本塁打記録はお預けとなった。

   清宮を中心とした攻撃力が注目される早実は、守備面では投手陣が大きな課題と指摘されてきたが、新エース・雪山が6安打1失点完投と好投した。21日の5回戦・法政戦での5安打完封に続いて安定感を見せ、投手陣に光明をもたらしている。ツイッター上ではその投球に期待する声とともに、「他がいない」と不安視する向きもある。

「投手陣ボロボロ軍団から見違えたね、雪山くんが思ったより良い」
「あんなボコボコだった投手陣をほんの1、2ヶ月で整備してきた早実の首脳陣はすごいな。いや雪山しか投げてないやないか」
「早稲田実業、野手陣に不安が残るものの雪山が好投して勝利。しかし残り2試合、雪山だけで勝てるものか...。やはり援護は必要になっていくな」

   早実の準決勝は明治神宮球場で28日に行われ、八王子と明大中野八王子の勝者と対戦する。

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