2024年 4月 24日 (水)

電柱なくそう団体の写真コンテスト 美しい電柱風景の作品投稿が殺到し論争

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   見上げた先には、真っ青な空。立ち上がる大きな白い雲。そしてそれに交差するように伸びる、電柱と電線――。

   何気ない一コマを切り取った写真だが、空の青と雲の白、そして電柱の黒のコントラストが、夏のまぶしさを感じさせる。撮影者の「ウイングバック」さんは、「電柱があるからこそ、日本の夏なのよ」という一言を、この写真に添えている。

  • 「低浮上中」(@Tettou_140423)さんが投稿した電柱風景の写真。取材に対し、無電柱化には反対しないとしつつ、「見る方、撮る方の感性を否定することに疑問をもっただけです」とした
    「低浮上中」(@Tettou_140423)さんが投稿した電柱風景の写真。取材に対し、無電柱化には反対しないとしつつ、「見る方、撮る方の感性を否定することに疑問をもっただけです」とした
  • 「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの投稿した写真。夕暮れの街に、電柱と鉄塔がそびえる
    「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの投稿した写真。夕暮れの街に、電柱と鉄塔がそびえる
  • 「ウイングバック」(@wingback_t)さんの投稿した写真。「『醜い風景を撮影して投稿する』という趣旨が、ある一定の価値観をもって企画されており、日本の風景を否定するものであるため」と投稿理由を語る
    「ウイングバック」(@wingback_t)さんの投稿した写真。「『醜い風景を撮影して投稿する』という趣旨が、ある一定の価値観をもって企画されており、日本の風景を否定するものであるため」と投稿理由を語る
  • 「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの写真。三日月と電線のコントラスト
    「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの写真。三日月と電線のコントラスト
  • 「低浮上中」(@Tettou_140423)さんが投稿した電柱風景の写真。取材に対し、無電柱化には反対しないとしつつ、「見る方、撮る方の感性を否定することに疑問をもっただけです」とした
  • 「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの投稿した写真。夕暮れの街に、電柱と鉄塔がそびえる
  • 「ウイングバック」(@wingback_t)さんの投稿した写真。「『醜い風景を撮影して投稿する』という趣旨が、ある一定の価値観をもって企画されており、日本の風景を否定するものであるため」と投稿理由を語る
  • 「tokyopasserby」(@tokyopasserby)さんの写真。三日月と電線のコントラスト

邪魔な写真を募集のはずが...

   あるいは、夕焼けの小さな通り。林立する電柱と、蜘蛛の巣のように張り巡らされた電線。その奥で、オレンジ色の空をバックにそびえる鉄塔。はたまた、暮れゆく空に浮かぶ三日月と電柱のシルエット。電線の下に続く街。

   こうした風景を、「雑然」と言ってしまえばそれまでだ。だが、不思議と懐かしい気持ちになる人は多いだろう。電柱への思い入れを感じさせるこれらの写真が応募されたのはしかし、「無電柱化」を唱える団体のコンテストだ。

   その名も、「電柱採集フォトコンテスト」。ツイッターやインスタグラムでハッシュタグ「#電柱フォトコン」をつけて投稿することで応募でき、Yahoo!リアルタイム検索から確認できるツイッター投稿だけでも、2017年8月17日のスタート以来、9月4日時点で800件近い「電柱写真」が投稿されている。

   公式サイトによれば募集しているのは、「景色のじゃま」「通行のじゃま」になっている電柱の写真だ。ところが、応募写真を見てみると、上記のように「美しい」風景を捉えたものの方が目立つ状況となっている。

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