2024年 4月 19日 (金)

大谷翔平「56.8%」の意味 米メディア分析で何が見えた

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   エンゼルス・大谷翔平投手(23)はエンゼルス・スタジアムで飾った鮮烈な投手としての本拠地デビュー戦で、さまざまな「記録」を打ち立てた。

   中でも圧巻なのは、投球数で空振りの数を割った値だ。MLB公式サイトによれば、大リーグ今季試合の誰よりも高かったという。

  • 大谷翔平(写真は2017年1月撮影)
    大谷翔平(写真は2017年1月撮影)
  • 大谷翔平(写真は2017年1月撮影)

大谷「以上」わずか3人

   大谷投手は2018年4月8日(日本時間9日)、本拠地のアスレチックス戦で今季2度目の先発マウンドに上がり、7回1安打無失点、毎回12奪三振の快投で2勝目を挙げた。7回1死まで打者19人をノーヒットに抑え続けており、全米メディアなどはさまざまなデータでこの投球を分析している。

   CBSによれば、この試合の真っ直ぐは最高で99.6マイル(160.3キロ)をマーク。一方で68.5マイル(110.2キロ)のカーブも投げたとして、約50キロの緩急を高く評価した。

   MLBの公式サイトによると、大谷投手はこの日に投げた91球のうち、25球で空振りを奪った。割合にして27.5%だが、これは今季の大リーグでどの投手がマークした数字よりも高いという。

   さらに高精度分析の「スタットキャスト」が計測したデータに基づき、大谷投手がこの試合で対戦した相手の「空振り率(全スイング中の空振りの割合)」は56.8%にのぼるとした。2015年に計測し始めて以来、これを上回る数値を出した投手はわずか3人――インディアンスのコーリー・クルーバー(64.9%、17年6月1日)、ロイヤルズのダニー・ダフィー(59.3%、16年8月1日)、タイガースのフランシスコ・リリアーノ(57.8%、15年7月23日)――しかいない。

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