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本田圭佑のデイリー記事、模擬アカウントに釣られる 会社は「勘違いしてしまった」と謝罪訂正

   デイリースポーツがヤフーなどに配信した本田圭佑選手(32)の記事で、本田選手の公式ツイッターではない模擬アカウントの発言を、誤って一部に引用していたことが分かった。

   デイリー側は、「勘違いしてしまった」としており、その部分を記事から削除するなどして対応した。

  • 公式ツイッターに当てた発言を見誤ったらしい
    公式ツイッターに当てた発言を見誤ったらしい
  • 公式ツイッターに当てた発言を見誤ったらしい

西日本豪雨の被災地への寄付についての記事で

   問題の記事は、「本田圭佑、西日本豪雨災害に毎月10万円、1年間寄付へ 継続支援の重要性訴える」と題して2018年7月20日に配信された。

「少額ですが、毎月10万円を1年間寄付しようと思います」

などと公式ツイッターで明かした内容が記されている。

   ところが、

「100円でもいい、1000円でもいい。寄付するという気持ちが、大切なんですよね。1人が100万円寄付しようが。額ではないですよね。寄付するという。気持ちが大事なんですね。西日本、早くも復旧を願いますと」

という記述の部分は、公式ではない模擬アカウントの1つ「本田圭佑bot」のツイートだった。このアカウントでは、プロフィールに「この垢はフィクションです」と書かれている。

「誤った情報を流してしまい、とても反省」

   このデイリーの記事には、早速ツイッターでツッコミが入った。

   「本人と間違えられててワロタ」「ついにbotから本物(?)になったbot(?)」といった声が出ており、模擬アカウントも、本田選手の言い間違えをもじって「Yahooニュースに取り上げられて、きよきよしい気持ちや」と反応していた。

   もっとも、「わけわからんbotがいるからこうなるんやで」と模擬アカウントに対する疑問も出ていた。

   デイリースポーツのデジタル担当者は7月20日、チェック上のミスであることをJ-CASTニュースの取材に認めた。

「気を付けていますが、忙しい中で勘違いして見落としてしまいました。誤った情報を流してしまい、とても反省しています。すみませんでした」

   記事の誤り部分は、20日夕までに配信先でも削除されて記事が全面的に手直しされた。