2024年 4月 25日 (木)

「格付けチェック」GACKTブチギレと見せかけて... 桐谷健太と鬼龍院翔を巻き込み珍トーク

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   「貫禄を感じた」「見事というほかはない」――。正月恒例のテレビ番組「芸能人格付けチェック」で、ミュージシャンのGACKTさんと共演者の「絡み」が、新年早々視聴者を大笑いさせたようだ。

   自身は同番組でこれまで個人58連勝と無類の「一流芸能人」ぶりを発揮していたが、今回はコンビを組んだエアーバンド「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔さんがまさかの不正解連発。「説教」モードに入りかけたGACKTさんだったが...。

  • GACKTさん
    GACKTさん
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スライディング土下座に「ミュージシャンだぜ?」

   「芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2020お正月SP」(ABCテレビ・テレビ朝日系)は1月1日に放送。同番組ではチームを組んだ芸能人が、高級料理やプロの演奏などを6つの問題に挑み、「一流芸能人」にふさわしいかどうかをチェックする。問題は2択か3択で出され、正解すれば「一流」のままだが、間違えるごとにチームを組む芸能人ともども「普通」「二流」「三流」「そっくりさん」「映す価値なし」とランクダウンし、番組中の扱いが雑になる。

   GACKTさんは同番組でこれまで、個人の連勝街道を突き進んできた。一方、コンビの芸能人が不正解したことはある。今回も連勝記録とともに、誰と組んで出演するかにも注目が集まっていた。

   だが「相方」となった鬼龍院さんは、2問目の吹奏楽問題で早速つまずいた。国内屈指のプロ吹奏楽団「ハーツ・ウインズ」と、高校の吹奏楽部との演奏を当てる問題で不正解。出題前には「一応僕もミュージシャンなんで」と話す鬼龍院さんに、GACKTさんが「ミュージシャンがこれ間違うわけがないですよ。ありえない」「もし間違ったら坊主にする」とプレッシャーをかけていただけに、不正解と発表され、「普通芸能人」にランクダウンが決まるや否や不穏な空気が流れる。

   GACKTさんのもとに戻ってきた鬼龍院さんはスライディング土下座で「本当に申し訳ございませんでした!」。直後にスタジオは休憩を挟んだが、「お前ちょっとー...他の問題で間違えるならわかるけど、この問題で間違えるって何事か? ここで間違う? ミュージシャンだぜ?」と「説教」タイムへ。「勘弁してよ。びっくりするわ。あれだぜ、(ソロデビュー)20周年だぜ」と続けるGACKTさんに、鬼龍院さんは恐縮しきりだった。

「何が悔しいって、お前のことじゃない」

   そして、さらにGACKTさんのゴキゲンを損ねるかと思われたのが、高級牛肉を当てる最終問題。正解なら1ランクアップで「一流」に返り咲き、逆に不正解なら2ランクダウンで「三流」行きとなる特別問題だったが、挑んだ鬼龍院さんはまたも不正解だった。「三流」用の汚れたスリッパを履いたGACKTさんは、仁王立ちで鬼龍院さんを待ち構えた。

   ところが、先ほどの不正解とは打って変わって「まあ人生いろいろあるわな」と慰めるような一言をかけたGACKTさん。予想どおり「大変申し訳ございません」と縮こまる鬼龍院さんだが、GACKTさんは突然、

「いや大丈夫。何が悔しいって、お前のことじゃない。あまりの桐谷の嬉しそうな顔がムカつく」

と矛先を他チームで最終問題に正解した俳優・桐谷健太さんに向けた。

   すかさず笑い声をあげた桐谷さんは

「だって(スリッパは)ファッションで好きで選んではるのかなと思って、逆に?」

とフリに乗っかる。GACKTさんは「煽るね~」と笑い、鬼龍院さんを責めないのだった。

   GACKTさんのブチギレを覚悟していた視聴者もツイッターで、最後の軽妙なやり取りを見て、

「桐谷に振ったのは鬼龍院を思いやるGacktなりの配慮なのかな?」
「ここ数年で一番面白かったな今回の格付け...最終的に怒りの矛先を桐谷某に向けることで番組的な面白さを維持しつつ鬼龍院をさり気なく許すGACKT様に貫禄を感じた...」
「GACKT様と桐谷健太の連携プレーで綺麗にオチ」
「鬼龍院よく頑張りました 最後 爆笑したッ 面白かった」

と、笑いとともに安堵した心境を書き込んでいる。

「間違えても叱れないわな」

   鬼龍院さんの言葉も印象的だったようだ。最終の牛肉問題で鬼龍院さんは、「何年か前の格付けチェックで、GACKTさんが牛肉を正解したときに、『筋の繊維が噛んでていてしっかりあって、それがひとつひとつ切れていく歯ごたえがいいお肉だ』ということを言っていたのを思い出し...」と話したところ、画面に映ったGACKTさんは笑みを浮かべて「いやもう本当に...」とどこか嬉しそうな眼差しに。この場面にはツイッター上で、

「鬼龍院何が可愛いってGackt様の昔のコメントちゃんと覚えて参考にしてるし、それを聞いたGackt様もなんか和んでるし、それで間違えても叱れないわなってw」
「GACKTのコメント参考にして答えてるのあまりにもかわいい後輩過ぎてこれミスっててもGACKT怒れんやろ」

といった声があがっていた。

   鬼龍院さんはGACKTさんとプライベートでも親交がある。そもそもGACKTさんがかつて所属していたロックバンド「MALICE MIZER」から多大な影響を受けており、中学生だった1999年にGACKTさんのラジオに電話出演したこともある。12年に出版した自伝本はGACKTさんの自伝をオマージュした表紙にしており、帯コメントまでもらっていた。

   鬼龍院さんは20年1月1日、6年ぶりにツイッターアカウントを新規開設し、この日のうちに、放送内容に合わせるようにアイコン画像を「坊主頭」「土下座姿」に変えるという芸の細かさを見せていた。番組終了後に、

「芸能人格付けチェックご覧頂きありがとうございました! 皆さんご心配して頂きありがとうございます、鬼龍院元気に生きております GACKTさんには申し訳なかったですが番組が盛り上がったかもしれないと思うとこれもアリといえばアリだったのかな...?汗 というわけでどうかご心配なく...!」

と投稿すると、15万件以上の「いいね」と、「めちゃくちゃ盛り上がってたし全国民が応援してましたよ!」といったコメントが寄せられた。

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