2024年 4月 19日 (金)

今度は「#政権批判は誹謗中傷でない」トレンド入り 続くハッシュタグ合戦

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   ハッシュタグ「#政権批判は誹謗中傷ではない」が2020年5月28日にツイッターの国内トレンドの上位入りした。

  • 「誹謗中傷」をめぐるタグがトレンド入り(画像はイメージ)
    「誹謗中傷」をめぐるタグがトレンド入り(画像はイメージ)
  • 「誹謗中傷」をめぐるタグがトレンド入り(画像はイメージ)

「誹謗中傷」についてルール化の動き

   プロレスラーの木村花さんが亡くなったことをめぐり、「誹謗中傷」を問題視する動きが広まっている。25日には他人に対する誹謗中傷を規制するため、与野党ではルール化の検討を始めることで一致したことが報道された。

   政府与党の動きは早く、自民党の三原じゅん子参院議員は25日にツイッターで「インターネット上の匿名での誹謗中傷の人権侵害に対して、政治家として動き出します」などと投稿し、26日には自身で立ち上げた「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策PT」で会合を行った。

   また高市早苗総務相は閣議後記者会見で、「発信者の特定を容易にするための方策」などについて、「制度改正も含めた対応を、スピード感を持って行ってまいりたいと存じます」と、方針を示した。

   ところが、27日夜からハッシュタグ「#政権批判は誹謗中傷ではない」を付けたツイートが急増し、28日8時ごろには国内トレンドの1位となった。タグを付けたツイート自体は25日にも確認できるが、今回は27日23時ごろに生物学者の池田清彦さんが「#政権批判は誹謗中傷ではない」と投稿した直後からじわじわ増え始め、28日朝ごろから一気に火が点いたようだ。

政権批判を「中傷」として規制?それとも...

   タグの付いたツイートを見ていくと、「これまでの安倍政権の姿勢を考えれば『政治に対する批判』を『誹謗中傷』にこじつけて取り締まるようになるのは、火を見るより明らか」など、「政権批判」としての意見が誹謗中傷として扱われ、規制されてしまうのではないか、と危ぶむ投稿が並んでいる。また、誹謗中傷対策の動きについて「言論統制」と表現する向きも多くみられる。

   一方で、同様にみられるのは、このタグを用いる層が誹謗中傷にあたる言葉を使ってきたのではないか、という揶揄だ。安倍晋三首相の持病をからかうようなツイートや、国会で飛び出したことのある「やじ」などについて

「『滑舌が悪い』『水を飲むな、また腹壊すぞ』 これらの発言が国会でもヤジとして確認されていますが、誹謗中傷ではなく『批判』だと仰るのですね」
「タグをつけてる人って早い話『自分の政権批判は誹謗中傷レベルのヤバイことを言っていた』って自覚ある人なんやろうなぁ」

と皮肉るユーザーも存在する。

   また、9日には別のハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」が、26日には「#安倍総理お疲れ様です」がトレンド入りし、話題となっていた。こうした状況に、「『タグ』合戦が流行ってんの」と呆れる声もある。

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