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「葛飾北斎 本当は何がすごいのか」田中英道著

  • 書名 葛飾北斎 本当は何がすごいのか
  • 監修・編集・著者名田中英道
  • 出版社名育鵬社
  • 出版年月日2017年12月24日
  • 定価1500円+税
  • 判型・ページ数183ページ
  • ISBN9784594076276

北斎ブームだ。国内外で次々に北斎展が開かれている。来年度からはパスポートの図柄も北斎の「富嶽三十六景」に変わるという。

いわば、「世界に最も知られた日本人」といってもよい北斎なのだが、実は一番肝心なことが知られていない、と著者はいう。それは、「写楽は北斎である」ということだと。

「謎の絵師」写楽は、寛政6(1794)年に現れ、有名な「三大目大谷鬼次の奴江戸兵衛」など140点余の役者絵を残し、10カ月で姿を消した。当時は、風紀粛清を掲げた「寛政の改革」の時代。雲母摺(きらずり)の華やかな作品は、幕府の摘発を受けるおそれがあった。北斎が「写楽」を名乗り、後に姿を消した理由の一つだという。事実、北斎は生涯に何度も名前を変え、転居を繰り返した。

だが、何より重要なのは、本当の北斎=写楽+北斎だということであるという。その偉業はレオナルド・ダ・ヴィンチに並ぶと説く。

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