サカタルージが行く 男のリフレッシュジャーニー:奄美・巨大植物のジャングル編
梅雨明けして夏気分が盛り上がってきたサカタルージさん、今度は南の島、奄美に飛んでいってしまいました。息をのむほどの秘境! それが結構身近にあったんです、海外に行くまでもなく。
マングローブの男
緑のトンネルへ吸い込まれる
「パドルは肩幅よりちょっと広めに持って、こうやってグイっと漕ぐんですよ!」
ガイドさんの声が静かな川面に響いている。
「さぁ、行きましょう!」
プカっと浮かべたカヌーに足を入れ、さっそうと漕ぎだすボク。
「ん~~っ! マングローブの男ってオレのコトか? フフフ」
うすら笑いを浮かべ、いささか自分を美化しつつ緩やかな流れの中に入り込む。
「んっ? 右に行っちゃった! どうやって漕ぐんだ??」
浮かれ気分でガイドさんの話をちゃんと聞いていなかった。
前を進むガイドさんと同じように漕いでみると、なんとなく様になってきた。
出発地点はマングローブの森から揺るやかな川をすこし上ったところだから落ち着いて漕ぎ進む。
数百メートル進むと川の両岸が消え、広い湿地にマングローブの森が現れた。
「はい、みなさん、ここから
トンネルに入りますよ!」
垣根のように連なっているマングローブの一カ所にけもの道のような穴がぽっかりと空いている。
パドルが引っかからないように注意して中へ入り込む。
「おぉ! これがマングローブジャングルかぁ!」
ここは日本か? 現代か?
キンサクバル原生林
ガイドさんの車で山道を走り続け40分程、山の中腹で車を降りる。
「むむっ? 涼しいゾ? 気持ちいい!」
標高が高くなったためか、今までの標高0m地点と比べると明らかに涼しく感じられる。
ここは金作原原生林。この「きんさくばるげんせいりん」という音の響きに惹かれてやってきたボクには、ここから先、何があるのか全く分からない。
「ただの林か? 森林浴には最適だなぁ」くらいに思いながら、かん高いセミの大合唱に導かれるまま山の中へ入っていった。
「うん、この葉っぱは知ってる、近所にも生えてるゾ! なになに? その奥にある太い幹、毛が生えてるゾ! 枝が無いねぇ」
恐る恐る見上げるボク。
「ジュッ!ジュッ! ジュラシックじゃ~んっ!」
それは今まで恐竜の図鑑でしか見たことのない巨大シダだ。
この10m以上はあるヒカゲヘゴと呼ばれるシダ植物以外にも、よく見ると近所の花屋で見かけるクワズイモが巨大化したもの、また低い位置にも大きな放射線を描いたクロヘゴ、朽ちかけた大木に寄生する大きな葉っぱのオオタニワタリ・・・。
さっきから鳴いているセミの声が怪獣の声に聞こえてきた。
「確実にいるね! ここには」









