作品名: | インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》 |
十戒 スペシャル・コレクターズ・エディション |
☞ 新約聖書、旧約聖書の違い
作品名: | インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》 |
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☞ 新約聖書、旧約聖書の違い
南レヴァントを歩くには、次の物が必携。
今回の旅の舞台は肥沃な三日月地帯。特に現在のイスラエル、ヨルダン、シリアなどを含む南レヴァントが中心です。
大洪水は40日、地上を襲った。…地上を動きまわるすべての肉なるものは、また全ての人は息絶えた。…150日間、水は地の上に勢いを増し続けた。…7月17日、箱船はアララトの山地に着いた。(『旧約聖書Ⅰ創世記』 岩波書店)
これは、トルコ共和国の東端、標高5,137mの火山。ノアの方舟が流れ着いたところと言われ、12世紀以降にアララト山と命名されました。山頂から見つかった木の化石や、航空写真に写った方形の跡を、「箱舟の痕跡だ!」とする主張もあります。
肥沃な三日月の東半分、チグリス・ユーフラテス川沿いの古代遺跡には、河川が運んだシルト層、つまり洪水の跡が見つかることがあります。
しばしば洪水に襲われたらしいこの地域。ノアの方舟の話も、ここからきたのでは? と、考えられるかもしれません。
聖書は考古資料の意味を知るための1つの手段です。
しかし1万年を超える旅には、聖書だけではなく、他のあらゆる情報も確認したいところ。まずは、聖書以外の古文書にも注意を向けてみましょう。
右は、古代アッシリアの首都ニネベから出土した英雄ギルガメシュの物語。ここにもノアの方舟とそっくりな話が書かれていました。
古代イスラエルの神殿があったエルサレム。
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地として重要で、それだけに調査はなかなか困難です。何千年も人が住み続けて住居も密集し、発掘されているのはほんの一部。
紀元前995年頃、このエルサレムに都を置き、全イスラエルの王となったのが、旧約聖書に登場するダビデです。
僕の名はダビデ。ミケランジェロが造った彫像は、日本でも有名だろ?この姿はまだ王になる前、羊飼いをしていた頃だ。当時から美貌と竪琴の腕前で有名だったぜ。あの日はペリシテ戦の最中で、イスラエル軍にいた兄に食料を届けに来たら、敵方のゴリアテという巨漢が「一騎打ちだ」などと挑発するものだから、腹が立って。よし、こいつは自分が退治するとばかりに思わず石を握りしめたわけだ。敵を眼中に収めた勇敢な顔だろ?敵を打ち落とすこの先の名場面、みんなに見せたかったぜ。
人々はヤハウェの箱を運びいれ、ダビデがそのために張った天幕の真ん中に安置した。…ダビデはオリーブ山の坂道を上って行った。…ダビデが、神の礼拝所になっていた頂上にさしかかったとき、…
(『旧約聖書Ⅴサムエル記』 岩波書店)
ある夕暮れ時、ダビデは床から起き上がり、王宮の屋上を散歩していたところ、1人の女が水を浴びているのが屋上から見えた。…しかし、ウリヤは主君の家来たちと共に王宮の入り口で眠り、自分の家には下って行かなかった。…ダビデは2つの門の間に座っていた。見張りが城壁の門の屋根に上り、目を上げると、男がただ1人走って来るのが見えた。…
(『旧約聖書Ⅴサムエル記』 岩波書店)
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