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卵や小麦を食べるとアレルギー反応 「グルテンフリー」ならケーキも安心

   早いものでクリスマスも終わりましたが、その前は毎年のことながら目の回るような忙しさでした。我が家は長女がバレエを習っていて、毎年この時期は「くるみ割り人形」の公演に参加するため、もう大忙し。

   舞台で楽しそうに踊る姿を裏方ボランティアの一員として、舞台袖から見れば、子どもの成長を垣間見ることができて、親としては手伝ったかいもあると感無量です。でも悲しいかな、私自身は年齢には勝てず、公演後は毎回疲れ果てていました。

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  • 私の大好きなチョコレート。これはおいしいです
  • パスタもたくさん出ています

食後のたびに意識もうろうで「何かがおかしい」

   この時期は学校の先生や習い事の先生へのギフトも欠かせないため、その買い物にも追われます。クリスマス前に次女のクラスのボランティアに行っていた時のこと。図書室の一角で担任が子どもたちに読み聞かせをしていたところに、通りかかった校長と副校長がベルを鳴らして立ち止まりました。先生たちへのギフトをのせたワゴンを2人で押し、先生たち1人1人にホリデーギフトを渡していたのです。ギフトをもらった先生たちは大喜び。長女の担任へのギフトは新しい名刺だったそうです。ちなみに校長先生のネクタイはスヌーピーのクリスマス柄でした。

   イベントでケーキなどを食べる機会も多いのですが、グルテンアレルギーの私は気をつけないと、体調不良になります。グルテンとは、小麦などに多く含まれるタンパク質の一種です。小麦製品では、パンやパスタに入っています。

   高校生のころは卵や小麦を食べるとかゆみなどの反応がでるため、お弁当に玉子焼きを入れない、休み時間に購買部で菓子パンを買って食べない、と気を付けていました。そのおかげか3年ほど経過すると症状が出なくなったため、以降は再び普通の食生活に戻していました。

   ところが、また「何かがおかしい」と自覚したのは15年ほど前でしょうか。ある麺類を食べたら、食後のたびに意識がもうろうとするようになったのです。最初は「うまみ調味料」のグルタミン酸ナトリウム(MSG)に反応しているのかな、と思ったのですが違いました。食後の自分の体調を慎重に観察していたところ、グルテンに関係しているのではないかという結論に達しました。実際に調べてもらうと、やはりアレルギー反応が出たのです。グルテンアレルギーの人は結構いるらしく、友人によると、彼女が勤めているプリスクールでも、自分がアレルギーを持っていると知らずにグルテン入りの給食を食べ、気分が悪くなってしまう子どもがいると話していました。

サンドイッチはグッド、パスタは...

   グルテンで体調が悪くなるとはいえ、お菓子やパンを完全に断つのは難しい。そこで、強い味方がグルテンフリーの食材です。米国では種類が充実しており、今では大型スーパーでも手軽にグルテンフリーのお菓子やパスタ、ケーキミックスを買うことができます。私の大好きなチョコレートのお菓子でもグルテンフリーが販売されています。それぞれの商品はきちんと「Gluten Free」と表記されており、選ぶ方にもありがたいです。

   先日足を運んだ、ナチュラル志向を「売り」にしているサンドイッチ専門レストランでは、注文時にサンドイッチのバンズを指定できるのですが、グルテンフリーのバンズも扱っていました。試しに注文してみたのですが、なかなか美味しくてびっくり! 一緒にランチをした友だちも「グルテンフリーにしたほうが体にいいんだよね」と話していました。

   グルテンフリーでイマイチだと思うのは、パスタですね。

   できあがりがベトベトしている上に、味もイマイチ。いくらグルテンアレルギーでも美味しくないものは食べたくない。パスタを食べると見事にグルテンに反応してしまう私。パスタは大好きな食べ物の一つなので、もうちょっと改良してほしいと願っているところです。


●筆者プロフィル

北雨利香。南カリフォルニア在住。2児の母。40歳をこえた途端に、定期健康診断で毎回のようにひっかかり、医者にサプリを飲むよう指導される。興味のあることは美容、健康、子供の教育、米国プロスポーツ、米国大統領選挙、ハリウッドゴシップ。