2024年 4月 26日 (金)

半年間のダイエット大反省会(前編) 食生活改善のターニングポイントは

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   2015年9月下旬からスタートした36歳男性、木村清志さん(仮名、以下キヨシさん)のダイエット挑戦。約半年間続けた結果、身長178センチ・体重83.5キロから8.5キロの減量成功で2016年4月に幕を閉じた。

   思えばこの半年、食事の見直しや運動習慣の定着に四苦八苦しながら過ごしてきた。そこで「番外編」として、これまでの苦闘を振り返りながらダイエット成功のかぎを2回にわたって探ってみたい。1回目は「食事編」だ。

  • 「参考記録」ではありますが、いちおう10キロ減を達成した証拠
    「参考記録」ではありますが、いちおう10キロ減を達成した証拠
  • 「参考記録」ではありますが、いちおう10キロ減を達成した証拠

「本当に10キロ減量に成功しちゃったじゃないですか」

キヨシさん「ちょっと見てくださいよ、この写真を」

   ダイエット期間終了から約1週間、姿を現したキヨシさんはなぜか得意満面でスマホの画面を指差した。見ると、体重計の写真がある。目盛は「73.4キロ」を指している。半年前は83.5キロだった。と、いうことは...

編集部「えええっ、本当に10キロ減量に成功しちゃったじゃないですか。目標達成寸前で終わったのが、キヨシさんらしかったのに」
キヨシさん「いやあ(ドヤ顔)。実はダイエット企画は終了しても、以前のようにドカ食いしたり、お菓子をつまんだりしなくなりました。食が細くなった気がします」

   ダイエット開始当初、最初に取り組んだのが食生活の改善だった。ランチはラーメンとチャーハンのコンボが当たり前、夕食は夜遅い時間帯、極めつけは深夜のお菓子「イッキ食い」だった。「DVDを見ながらドーナツを4、5個立て続けに食べる」のが当たり前だったのだから、太るのももっともだ。

   そこで、まず深夜のおやつ習慣をやめてもらった。これは意外とすんなり実現した。当時、業務が多忙で帰宅後は夜遅くまでDVD鑑賞をする余裕がなかったのが幸いしたかもしれない。昼食では、マグロ丼に付いてきた唐揚げをキャベツに変えてもらうといった努力が見られた。大好きだった揚げ物も控えるようになった。

キヨシさん「肉類や油っぽい食事をやめるのは、意外と簡単でしたよ。どうしてできたんだろう...理由は分からないんですけどね」

   本人の記憶では「楽勝」だった食事のコントロールだが、過去の記録を見ると「ガッツリ夕食」の制限には苦労していた。遅い時間にカレーやマーボー丼といったカロリー高めのメニューをペロリと平らげ、「体重が減ったのは、実は筋肉が落ちただけかもしれない」と悩んだ時期もあったのだ。

夕食の改善が成功していなかったら今頃は...

   それでも食事の中身が変わっていったのは、妻・美香子さん(仮名)のナイスアシストのおかげだ。キヨシさんは、「夕食は、いつも違うおかずが数種類並んでいました」と思い出した。サラダや豆腐、野菜の煮物などバランスよく栄養を摂取できるよう、工夫してくれたのだ。メインディッシュも肉から魚に変わり、高カロリーの料理が減り、徐々にヘルシーメニューにシフトしていった。

   ダイエットに対するキヨシさん自身の意識にも、変化が生まれた。開始当初は「やらなきゃいけない、という感覚で面倒でした」と明かすが、家族のサポートを受け、周囲から「ダイエット、がんばっていますか」と注目されるうちに、「成果を出そう」と前向きになれたのだ。

   その「やる気」は、長年の「朝食抜き」というスタイルを改めるきっかけにもなった。管理栄養士から「朝食を欠食すると、5倍太りやすいというデータもあります」との指摘も衝撃だったようで、豆乳を飲みパンをかじるようになっていった。もちろん、すぐに食習慣を変えられたわけではない。「食べたくないのに無理をして、最初はキツかった」。実際に最後まで、毎日朝食をとるまでには至らなかったが、以前は空っぽのお腹をかかえてランチタイムまで過ごしていたことを考えると、徐々にではあるが改善しているのは間違いない。

編集部「半年前と比べて、食生活では何が一番大きく変わったと思いますか」
キヨシさん「夜ですね。とにかく食べる量が減りましたし、ガッツリ系にはあまり魅力を感じなくなりました。今では軽めに盛ったご飯に豆腐、納豆で十分なぐらいです。夕食の改善が成功していなかったら、ここまで体重は減らなかったと断言できます」

   ただし、食事を減らすだけでは限界があったのも事実。不健康なやせ型になる恐れがあり、体脂肪率が一時リバウンドしたこともあった。「ソファーが友達」と公言し、休日はインドア派だったキヨシさんが体を動かすようになれたのは、どんなきっかけがあったのか。次回検証してみる。

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