2024年 3月 29日 (金)

【女の相談室】米国乳がん検診体験記(最終回) またも「再診」、主治医が告げた結果は

   43歳のとき、乳がん検診で「乳腺の密度が濃い」との診断を受け、医師から「バイオプシー」(針生検)の受診を勧められました。体内に針を入れて組織を採取し調べる検査です。

   悩んだ挙句、私は針生検を見送る決断を下しました。「半年後の超音波検査とマンモグラフィーで異常が見つかったら受けよう」と考えたのです。その間にもしもがんになったら、そのときは自分の判断ミスだと覚悟しました。

  • 最終結果、書かれていた内容は…
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セカンドオピニオンを聞くチャンス

   幸いにも6か月ごとの検査を2回受けた後に、「気になる箇所の形に変化が見られないので、1年に1度の定期検診に戻っていいわよ」と言われました。もしこれががんであれば、異変が現れるのです。

   「年1回の検診で済む」とやっとひと安心。心の中で「我が家はがんの家系ではないから大丈夫」と思っていても、検査結果が毎回問題なかったとしても、やはり医者からお墨付きをもらうまでは、ふとした時に、「乳がんになったらどうしよう」という思いが頭をよぎりました。

   さて1年後。定期乳がん検査をうけたところ、なんと再び、「Your breast tissue is dense」との結果が出ました。そして前回同様、6か月毎の検査を指示されました。さすがに今回は「またなの?」。セカンドオピニオンを受けることも真剣に考えました。ただ婦人科主治医指定ではない検査医のところで受診して、違う検査結果がでた場合、主治医にそれを説明するのも面倒だと思い、再度6か月後に検査してその結果次第で決めることにしました。

   ところが検査から数か月後、婦人科主治医から退職するとの連絡が届きました。さらに主人の転職に伴い、加入していた医療保険が変わり、これまでのかかりつけの婦人科医、検査医、内科主治医で新しい保険が全く使えないようになったため、全て変更せざるを得なくなりました。

   「これはセカンドオピニオンを聞くにはちょうどいい機会だ」と考えて、すぐに新しい内科主治医を決め、定期健康診断の際に、「実は乳がん検査にひっかかって、前の主治医に半年ごとの検査をするよう指示されている」と相談しました。すると「それはすぐに検査しなければなりません。前の検査医からのデータも取り寄せましょう」と、新しい乳がん検査医を紹介してくれました。

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