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パクチー料理「今年の一皿」に 薬味から主役へと「出世」

   その年の世相を反映し象徴する料理を選ぶ「2016年 今年の一皿」に、「パクチー料理」が選ばれた。ぐるなび総研が2016年12月5日に発表した。

   同社ウェブサイトによると、「今年の一皿」は(1)その年に流行または話題となった(2)その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映している(3)食文化の記録として後世に受け継ぐ価値がある――の3つを選考基準とする。飲食情報サイト「ぐるなび」の検索結果からキーワードを抽出し、ぐるなび会員へのアンケート調査と、60社69媒体94人のメディア関係者による審査を経て、ぐるなび総研が決定する。

   パクチーはエスニック料理の薬味として使われていたが、近年は主役としてサラダや鍋、スイーツといったさまざまな料理に使われるようになった。国内生産者が増え、家庭に浸透したのも選定理由のひとつで、独特の香りや味のとりこになる消費者が激増し、パクチー愛好家を指して「パクチスト」という言葉まで登場した。

   ぐるなび総研はサイトで、「今後もパクチーを始めとする野菜が、これまで以上に日々の食事の中心的な存在として取り入れられていくことが期待できる」としている。