2024年 4月 23日 (火)

介護は人間だけの問題じゃない ペット犬も高齢化「老々飼育」が深刻

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   「老犬ホーム」を利用する飼い主が増えている。これは、年齢を重ねて体の不調が増えた犬を介護する施設だ。

   高齢の飼い主が高齢犬を飼う「老々飼育」が増え、飼い主が体調の問題で犬の世話をできなくなって、やむなく預けるケースが多いようだ。

  • 小~中型犬は11歳ごろ、大型犬は8歳ごろから「高齢犬」とされる(写真はイメージ)
    小~中型犬は11歳ごろ、大型犬は8歳ごろから「高齢犬」とされる(写真はイメージ)
  • 小~中型犬は11歳ごろ、大型犬は8歳ごろから「高齢犬」とされる(写真はイメージ)

老犬ホーム開所の届出が増加している

   獣医師が監修する犬の情報サイト「ワンペディア」によると、年齢が人間に換算して60歳を超える「高齢犬」とされるのは、チワワのような小型~中型犬の場合は11歳ぐらい、ラブラドール・レトリバーのような大型犬は8歳ぐらいからとされる。一般社団法人ペットフード協会の統計では、飼育されている全国の犬のうち10歳以上の割合は、2012年の26.4%から15年には34.5%まで増加した。

   2016年12月19日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)は、老犬ホームについて特集した。それによると、環境省への老犬ホーム開所の届出件数は、13年は20か所だったが、14年は44か所、15年は64か所と増え、需要が高まり続けている。背景には、飼い犬と同時に飼い主の高齢化も進み、体力的に犬の介護をしきれなくなった「老々飼育」の問題がある、としている。

   J-CASTヘルスケアが老犬ホーム「あしあと」(千葉県)を運営するNPO法人「ハーネス夢サポート」に取材すると、担当者は事例を紹介してくれた。ある高齢者の飼い主は体調を悪くして入院してしまった。飼い犬の年齢も17歳と老犬で、寝たきり状態になっている。ホームでは犬の体位を定期的に変え、水と食事を1日に2度補給、トイレも交換と、つきっきりで世話をしている。スタッフとして動物看護師と動物トレーナーが常駐しているほか、容体が悪くなれば提携する動物病院にすぐに連れて行く態勢をとっている。

   同ホームに預けに来る高齢の飼い主の人数は「増えている」と担当者。その理由として「昔は人と同じ物を食べていましたが、最近ではドッグフードの高栄養化が進み、より犬に適した食事ができるようになっています。屋内で飼う家庭や、予防接種を受ける犬も増えています」。こうした飼育環境の改善が、一方では高齢犬の増加にもつながっているという。

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