肝心な時に声が震え、足はガクガク... 緊張の特効薬は「変顔」「タオル」

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過去の成功体験を再現する

   翌週には音楽の授業で一人ずつ発表する歌のテストを控え、心音は「どうせまた恥をかく」とふさぎ込んでばかり。

   そんなある日、高杉が校内で一人「ウパウパウパウパ、み~んなギンギン!」と歌いながら変なダンスを踊っている姿を目撃する。高杉は実はとても緊張する性格で、そう見られないよう努力していた。自分なりに緊張しない方法を調べ、幼稚園の頃に緊張せず踊り切った成功体験を活かし、部活でのレギュラー選出の前に「元気ルンルン体操」を踊っていたのだ。

   心音は高杉から緊張しない方法を伝授してもらうことに。

(1)口を「イ」や「ニ」の形にするように口角を上げて笑うと顔の筋肉がほぐれ、緊張が和らぐ。「変顔」も効果的だ。
(2)「ヤバい」「不安だ」などのネガティブな言葉が心に浮かんだら、「余裕だ」「いける」などとポジティブな言葉に置き換える。
(3)タオルなどの柔らかいものを握ったり、お気に入りの香りをかいだりするとリラックスできる。

   そして「緊張は集中力が高まっている証拠で、悪いことではない。うまく味方につけるとパワーになる」と教えられた。

   歌のテスト当日、バニラエッセンスを振りかけたタオルは家に忘れてきてしまったが、教わった方法を実践し、直前には「握手にも緊張をほぐす効果がある」と言われ高杉と手を握り合った。

   壇上に向かう際には転んでしまい、またクラスメートから笑われるが、「私ならできる!」と心の中で自分に言い聞かせ、何とか乗り切った。先生からは「いつもより声が出ていてよかった」と褒められ、心音はようやく緊張に打ち勝てた。

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