2024年 4月 19日 (金)

鈴木奈々28歳「乳がん検診」陰性で安心 受診の推奨年齢「40歳以上」だけど...

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若い世代でも異変感じたらすぐ受診を

   国立がん研究センターが公表している統計によると、最新2012年の乳がん罹患(りかん)数と罹患率は、20~24歳で35人(0.0011%)、25~29歳で237人(0.0069%)、30~34歳965人(0.025%)、35~39歳3072人(0.066%)に対し、40~44歳は6076人(0.13%)、45~49歳8732人(0.21%)と大きく増え、その後の年齢層は4000~1万人(0.14~0.20%)ほどで推移している。

   「検診の有効性」については、同センターのウェブサイトに次の記述がある。

「乳がん検診の方法として、『効果がある』のは、『マンモグラフィ』による検診です。視触診単独の検診は『効果なし』です。『乳房超音波検査』は『効果不明』です」

   マンモグラフィはエックス線を使った検査で、がんのある人を正しく診断できる精度は80~90%。だが、若い人や乳腺が発達した人の場合はがんか乳腺かが分かりづらい場合がある。同センターのサイトによると、40~74歳の場合は死亡率が下がる効果が認められている。一方、乳房超音波検査は若い人や乳腺が発達した人への有効性の研究が進められているという。

   日本経済新聞社が運営するウェブサイト「NIKKEI STYLE」13年6月13日付記事では、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部部長の斎藤博氏が、若い世代でも「乳房に異変を感じたら、すぐに乳腺専門医の受診を。これが今できる最大の自己防衛法です」と述べている。また、血縁者に卵巣がんや乳がんの罹患者がいる場合、「遺伝性乳がんの可能性がある」と専門医への相談を呼びかけている。

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