2024年 4月 20日 (土)

菜々緒、橋本マナミ、佐野ひなこ 「理想のくびれ」の黄金比がある

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   女性特有のボディラインといえば、やはりウエストからヒップにかけての「くびれ」だろう。くびれを示す指標はいくつかあるが、代表的なものがウエスト周囲径(へそのすぐ上の部分の長さ)をヒップ周囲径で割った「ウエスト/ヒップ比」(WHR、W/H比)だ。

   もともとは肥満の人の体型を把握するための目安だが、数値が低いほどくびれが深くなることから、くびれの魅力の目安とされる場合もある。

   そんな「WHR」をもとにした全国調査ランキングが最近、インターネットテレビで取り上げられ、1位となったのは兵庫県だったことが話題になった。一体、どんなランキングだったのだろうか。

  • ボディライン、といえばやはり「くびれ」(写真は2015年8月撮影)
    ボディライン、といえばやはり「くびれ」(写真は2015年8月撮影)
  • ボディライン、といえばやはり「くびれ」(写真は2015年8月撮影)

くびれ度の1位は兵庫、2位香川、最下位は...理想的なくびれ比率とは

   ランキングを取り上げたのは、インターネットテレビ「AbemaTV(アベマTV)」が毎週土曜日に放送している「AbemaWaveサタデーナイト」という番組だ。2017年3月11日の放送で「女性のくびれ」を特集し、美しいくびれを持つグラビアアイドルなどを紹介。そして、「美しいくびれの法則」として「WHR0.7」という数値を紹介した。「0.7」といえば、ヒップが90センチの女性なら、ウエストが63センチということになる。

   ちなみに、モデルや女優、グラビアアイドルの「公称サイズ」から推算すると次のとおりだ。佐野ひなこさん(22)が0.61、菜々緒さん(28)が0.65、おのののかさん(25)が0.69、橋本マナミさん(32)が0.7という結果だ。

   番組の中では、この0.7近い順に47都道府県ランク付けした「都道府県くびれ美率調査」を発表した。実はこの調査結果はショップジャパンが2012年に実施したものだ。当時のプレスリリースによると、各都道府県在住30~40代女性50人ずつ、2350人を対象にスリーサイズの調査を行い、さらに平均的なWHRを算出してランキング化しているようだ。

   そのランキングによると、1位は兵庫県、2位が香川県、3位は石川県、4位が山梨県、5位が愛知県となっている。兵庫県が1位となった理由はよくわからない。ちなみに下位3位は、45位が岡山県、46位が宮崎県、47位が熊本県となっている。

   この結果について兵庫県出身の20代男性にJ-CASTヘルスケアが取材したところ、

「特に兵庫の女性のくびれがスゴイと思ったことはないですが...。そもそも0.7という数値のくびれがイメージできないです」

と苦笑した。熊本県在住の60代男性は、納得したように答えた。

「まあ、うちの奥さんを見ていると(最下位なのも)そうかな~とは思います」

   4年前の限定的な調査であり、結果がどの程度一般化できるかはともかく、「WHR0.7」が理想のくびれだという説には「科学的な根拠」がある。1995年に米テキサス大学の研究者が、アジア、アフリカ、欧州、北米の各地域で調査をしたところ、すべての地域で「WHR0.7」の女性が最も魅力的に見えるという結果が出た。同様の研究はその後も繰り返し実施されているが、「0.7」が理想的な比率であるという点は変わっていない。

兵庫と熊本の差はたった0.053

   さて、前出の調査に戻ると、1位の兵庫県は0.736なのに対し、47位の熊本県は0.783で、その差はわずか0.053だ。こんな微小な差で46位も違ってくるのかと思うだろう。しかし、仮に両県ともヒップが88センチだったとすると、兵庫県のウエストは64.768センチなのに対し、熊本県は68.904センチで、約4センチの差になる。それなりの差だ。

   逆に言うと、どれだけウエストやヒップの周囲径が大きくても、その比率が0.7になる範囲内であれば過体重や肥満に関係なく「WHR0.7」になる。体重や肥満度を把握するという健康面での指標にはなりづらい。

   厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、「WHR」について「肥満者に限っては国際的な肥満判定指標であるBMI(体重を身長の二乗で割った値)よりも肥満体型を表すためのある程度有効な指標」としている。しかし、「皮下脂肪の少ない非肥満者ではウエスト/ヒップ比が相対比であるため、体型を表す指標としては適切でない」とし、実際のウエスト周りの実測値を肥満の指標とするよう呼びかけている。

   くびれ美人を目指すのはいいが、その他の数字にも気を配る必要があるだろう。

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